
ふと思った。
幽霊というのは日本で火葬がはじまって生まれた概念なんじゃないかと。
儒教で火葬は禁忌であり、死後の復活を願うユダヤ教、キリスト教、イスラム教圏では
すぐに肉体がなくならないよう土葬が圧倒的に多い。
それに対し、火葬の国日本では突如肉体の不在に直面しなければならない。
それは肉体(かたち)との訣別の瞬間であり、
同時に、形骸がなくなっても残るものを思う瞬間なのかもしれない。
描いたかたちが、火によって消え、輪郭を失っていく、その中で何かを探す、
今の制作のその過程と行為が
故人を荼毘に付し、骨を拾う行為と何度もだぶった。
そして、今までの制作はじいじいの親族みんなの協力がなかったら
できなかったということを今改めて感じている。
おおまま、麻美子さん、徹郎おじちゃん、麻由子さん、お兄ちゃん、ゆり、シンゴ、
みんな本当にありがとう。感謝しています。