我が家には、このところ傘がない。
旦那はどんなに雨が降ろうが傘をささない。
炎天の下も雨や雪の下もタオルだけきゅっと巻いてでかける。
私も少々ではささないが、ずぶ濡れで仕事に行く訳にいかないので、私用のビニール傘が一本あった。
でも、どこかで忘れて気づかなかったのか、普段は表に放り出していたので盗られたのか
いつのまにかなくなっていた。
今日、京都は猛烈な豪雨だった。仕事からの帰り、バスを降りたらどしゃぶりだった。
天から大粒の雨が踊りながら一直線に町をたたきつけていた。
雨は頭をなぐり、肩をたたき、顔を滑りおち、目に口に流れ込んでくる。
こうなったら雨をよけようなんて気は微塵も起こらない。
もっと降れと空を仰いで雨にうたれる。
ばらばらと軒を打つ激しい音と砲弾のような雨の中に立っていたら
もうここがどこなのかもわからなくなっていく。何もかもが洗い流されていく。
気持ちがいい。
満足して家に帰り、熱いシャワーを浴びたら何とも言えない感動が押し寄せてきた。