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ふりつもる線

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2008年 07月 03日

白と黒

じいじいが亡くなった。
この3年半の大部分の絵はじいじいという人を通して描いたものだ。
今描いている絵もそうだ。多くの日をじいじいと過ごしたとも言える。
友人の祖父として10年以上前に出会ったじいじいは歳を重ねる毎に、うつくしい人となり
古書のような空気を纏う人となった。
私はじいじいを慕い、ある時は彼を通して祖父を見、また人間や風景を思った。
絵を通して彼は私の一部になったような気がするし、血の繋がりとはまた違う特別な存在だった。
亡くなったと聞いてしばらくは全く実感が湧かなかった。
ぼんやり車窓を流れる風景を見ていた時、色が消えて白と黒の陰影だけが頭にのこった。

by ai-pittura | 2008-07-03 23:40 | 人間


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