
他のことをほっぽって、ここ3、4日のめりこむように「竜馬がゆく」を読んでいる。
この前、そうそういない骨太な人と話せたことで血が騒いで
急に竜馬に会いたくなったのだ。
「竜馬がゆく」は旦那が最も好きな本で、そういえば
付き合いはじめた頃のデートが竜馬の墓参りだった。
竜馬を読むのは5年ぶりくらい。
以前とは違う感覚で読む部分があったり、派閥だなんだ日本画という世界のことや
いろんなことを重ねあわせたり比較したりしながら読んでいると熱くなる。
竜馬はあの時代に集団の盲信性に決して毒されることなく、馴れあわず、
それでいて誰より人と関わり、ぶれない生き方をもって大事を成し得た。
まわりの人間もそりゃもうすごい。勝や西郷やおもしろいのが数え切れない。
今の日本人との違いはなんだろうと考える。
決定的に違うのは、彼らが一生の命題をもって信念に命を差し出していたということ。
竜馬のことばを借りると「命は一つしかないからどんどん投げこむんだ。」ということ。
「世に生を得るは事を成すにあり」
たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。
生死のことは自然現象なんだからそれを計算に入れてはいけない、ということばがぐさりと刺さった。