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ふりつもる線

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2008年 02月 15日

神戸、個展に向けて

神戸、個展に向けて_b0080173_1592460.jpg
神戸の個展に向けてボックス型の額をいくつか購入した。
1月末、展覧会のお話をいただいた時、画廊の方が
「ドローイングやデッサンを含む、過去作から近作を並べて、
今までの軌跡が見えるような個展をしましょう。」と言ってくださった。
そのあたたかい言葉が本当にうれしかったのと同時に、かなり悩んだ。
個展はできるかぎり新作で勝負したいという想いと、未熟な私に軌跡と呼べるほどのものなど
まだまだ無きに等しく、今よりさらに幼い過去作をだせるのかどうかということ。
それでも個展をさせていただくと決めたのは、まだ作品を発表したことがない神戸だということ、
そして
極端な話、もしあした自分が死ぬとしたら、絶対に個展することを選ぶと思ったからだ。
そう思ってからきもちはすっと軽くなった。(単純です)
何よりも、自分ではつくることのできないこの機会を大切にし、
恥を捨てて今までの自分を振り返り、咀嚼し、新たな展開につなげたい。
そしていろんな人と話がしたい。

・・・ということで今、過去作やデッサン、ドローイング類を引っ張りだしているので
収集つかぬ状態です。
ほとんど覚えのないような落書きから、その時の空気をはっきり覚えているクロッキー、
あまりの描けなさに泣きながらやったドローイング、、、

そして、今日ボックス額の中にふるい作品を入れた時、ふと昆虫採集をして
蝶やクワガタを虫ピンでさして箱の中に入れていた記憶が蘇ってきた。
私の記憶のなかで、箱というものには何か収集物を封じ込めるというような魅惑の要素がある。
そんなことを考えていたら、ふるい作品から今、イメージしたものをその横にいれて
自分の中に流れた過去から今への時間をとじ込めたくなった。
その作品を描いたのは5年ほど前だが、当時は知らなかったサバの詩を今密接に感じたり、
全然変わっていない感覚を確認したり。
不思議なものだ。そんな感じで今日は箱の中で過去からの連想ゲームを楽しんでいる。


神戸、個展に向けて_b0080173_20545553.gif

by ai-pittura | 2008-02-15 16:15 |


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