さきほど京都の弘法さん風景を載せていたら、イタリアの蚤の市を思い出し懐かしくなった。
イタリアのArezzoでは毎月第一土、日曜に蚤の市がひらかれる。
その中でも9月のものは特に大きく、イタリア中から古道具屋さんがあつまる、というほど。
以前それにあわせて旅程を組んだことがあった。
ドゥオーモを中心として道なりに店が立ち並び、その数町を埋め尽くす勢い。
あっちもこっちも気になるものばかりで、気ははやり、
あらゆるものに心を奪われた時間が忘れられない。
その気持ちを経験してしまったがさいご、中毒による禁断症状で時々物事が手につかなくなる。
この時の私たちの戦利品、ブリキの複葉機、車、古いガラス窓のようなグラス、
昔の酔っぱらい船乗りが持っていそうなゆがんだウィスキーのガラスボトル。
どれも今ではすっかり我が家の顔なじみ。