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ふりつもる線

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2007年 11月 04日

久高島の印象

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久高に着いたのは夕方だった。
島のおばぁに「明日から祭祀で島の北側には行けなくなるから、
日が暮れるまでにいそいで回っておいで。」と言われ、すぐに自転車で出発した。
島の突端、カベール岬に着いた時、日はすでに傾きかけており、
祭祀の準備も終わった北側はすでに私しかいない状態だった。
クボー御獄の森で言いようのない感覚にとらわれた。
まるでタイムスリップしたかのような信じ難いほどの遠さがそこにあった。
弥生や縄文のころにきっとそうだったであろう、人間と自然との関係に初めて触れていた。
白装束の卑弥呼が森の中からでてきても、その時の私は何ら驚かなかったはずだ。
今になって思い返しても、久高島という場所は普段私たちの暮らす日本から
時間的、空間的に著しくズレがあるところだと思う。
久高には日本の原初的なすがた、そして深い精神文化がある。
京都に帰ってから、比嘉康雄氏の「日本人の魂の原郷 沖縄久高島」を読んで、
あの時の経験は確信となり、鳥肌が立った。
久高には集落にも小さな祠や拝所が多くある。
そして、そのまわりはほとんど生い茂る樹に囲まれ、その中に古いがじゅまるがいた。
その小さな森の中で何枚かスケッチをさせてもらった。
畏怖と安堵が綯い交ぜになって説明のつかない気持ちだった。
描いている間、自分が生きているのか死んでいるのか、
自分は人なのか樹なのか、わからなくなったりした。
久高の印象は私にはコントラストの強い白黒写真のイメージに極めて近い。
そして、島にはシャッターを切ることができなかった場所も多くあった。
しかし、その分強烈に肌に焼き付いたいくつかの風景が残っている。


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by ai-pittura | 2007-11-04 18:22 | 久高島


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