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ふりつもる線

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2007年 08月 11日

次はどこを旅するだろう

次はどこを旅するだろう_b0080173_21322755.jpg先日モーターサイクル・ダイアリーズを見た。
ビデオ屋で前を通る度に気になっていた映画で、
エルネスト・ゲバラ(後の革命家チェ・ゲバラ)と親友アルベルト・グラナードの
南米大陸10000キロ縦断の旅がモチーフとなっている。
これは実際のゲバラの旅行回想記「モーターサイクル・ダイアリーズ」と
グラナードの旅行記を下敷きにつくられたものだ。
見た直後もいいと思ったが、それ以上に数日経った今になって
胸がつまり、思い出し泣きしそうになる。

生きていく中にはきっとその時にしか受けとることのできないものや
ひとりでしかできないこと、そして仲間とだからできることが絶対あって、
その先に旅がある、その感覚を私も持っている。
18、19の時、青春18切符をにぎりしめて一人旅をくり返した時期があった。
当時、私は感情の起伏と好き嫌いが強烈に激しく、
絶対に許せないことがとても多くあり、
なんでも白黒ハッキリさせなければ気が済まなかった。
しかし、人の言うことには耳をかせなかったのに、風景はいつも自分を変えた。
少し前の日記にも書いたけど最近、私は特に変わってきた。
白から黒に、黒から白に向かうイメージの中に紡ぎだされる色がとても好きだけど、
鮮やかな花の色の中にも色が見えはじめた。
今まで何も感じなかったものが突然心にふれてきたり、
世界がざわめきはじめた、そんなかんじだ。
でも変わったのは世界じゃなく自分で、
それはきっと今までよりもっと細かいところに疑問符をもちはじめたからだと思う。
疑いをもつことは信用しないこととは違い、信じられるようになるためにする行為だ。
旅が人を変えるのは、そういうところだと思うし、
ゲバラをゲバラたらしめたのが無鉄砲で美しいあの旅だったのだろう。
主演のガエル・ガルシア・ベルナルがひときわ光っていた。
彼はすごくいい役者だと思った。


次はどこを旅するだろう_b0080173_20545553.gif

by ai-pittura | 2007-08-11 22:23 | 映画


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