ザッハトルテのライブを聴きに西陣の
cafe SARASAに行ってきた。
さらさ西陣は唐破風の昔、銭湯だった建物を改装したカフェで
格天井やマジョリカタイルもそのまま残っていると聞き、
行く前から楽しみにしていたが、期待を上回るすごくいい空間だった。
ゆいも言っていたけど、建物自体に重みのある空間は
なぜだか言いようのない安心と落ち着きをくれる。
そんな心地よさの中でライブはゆるやかに始まった。
ザッハトルテはミュゼット、アイリッシュ、ジプシーなどをモチーフとした
アコーディオン、チェロ、ギター3人のバンド。
好きな楽器、好きな音楽だからライブに来れてうれしかったのは言うまでもなく、
彼らの演奏の率直さに惚れてしまった。
音楽は、私の思う絵の成り立ちにすごく近い気がする。
一瞬一瞬を切りとれば、音は意味をもたないひとつのノイズかもしれない。
時間の中で追いかけ、結び、からまり、ほどけ、重なり、音は音楽になっていく。
長い線、短い線、まるい線、切り立った線、線はあつまり、けずりとられ積み重なる。
絵具は、木炭は墨はいつしか絵になっていく。
消えていくようで積もっていく、そんなドローイングをしたい。
音楽から教えられることはとても多い。
今日はとてもいい夜でした。
←愛の1clickよろしくお願いいたします