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ふりつもる線

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2006年 11月 12日

表現方法としての素材

私の制作は、大学院に入ってから、イロを選んでいくという必要性も強く感じ、
白黒を中心としたものに変わった。
また、物質の変化への欲求は強くなり、
削りや焼き焦がしを取り入れながらの制作となった。
私にとって重要なことはあくまでも「描くこと」であるが、
どのようなものを使って描くかということは、
自分の本質に踏み込むための架け橋として執着すべきことなのだと思っている。
火を使うことは、
Empedocles(紀元前490〜430年、古代ギリシャの自然哲学者、医者、詩人、政治家)
の唱えた四元素説からの着想だった。
四元素説とは以下の通りである。
「すべての事物を構成するのは風(空気)、土、水、火、この4つの元素である。
 風(空気)は気体を、土は個体を、水は液体を、
 火は物質を変成させるエネルギーをあらわす。
 この4つの元素は新しく生まれることもなく、消滅することもない。
 そしてこれらを結合させる愛と、
 分離させる争いにより元素は集合離散を繰り返す。」
これは後に中国で「金属」の要素をつけくわえられ、五行思想になった。

そして、物質と絵画との関係、物質の中に入り込んでいる精神についての
Anselm Kieferの考えは共鳴度大だ。

論文を書くことは自分をもう一度、整理、確認することであり、
それに伴い、新たな興味の広がりを発見するのは面白い。
が、私が私になる時はやっぱり絵を描いている時だと
再確認せずにはいられない。



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by ai-pittura | 2006-11-12 18:13 |


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