
正面から率直に絵のことを話す場があった。
その作家さんの中で私の絵には受け入れ難いものがあっただろう。
今までの私ならこんな時、
反旗をひるがえし立ち向かったに違いない。
でも今日、全然そんな気にならなかった。
それは、その作家さんが描いている絵、その作家さんの価値観を思うと
そう言われるのは当然のことであり、
とても納得がいくものだった。
それに対して、私は自分のことばを言ったが、
どんなに受け入れられなくても
私も揺れないものがある。
その後ある人と話していて
とても納得のいったこと、
スポーツの中には野球やサッカー、テニス・・・いろんなジャンルがあって
野球のルールでサッカーはできない。
サッカーの視点でテニスはできない。
でもそれぞれに特別なスポーツであって
それぞれの高みがある。
当たり前のこと。
もちろん美術だって同じこと。
それぞれのつくるものにそれぞれ高みがあり、
たとえばジャコメッティと舟越保武、
二人の考え方は対極にあるところが多いように思うが
それぞれの高みに登りつめた人たちだろう。
いつかもっと精進して、
またその作家さんと話ができたら、と思う。