高島屋にNEXT展を見に行った。
三瀬夏之介さんの作品がよかった。
麻布を買い込み、太陽の下を自転車で学校まで走る。
夕方Tが家に泊まりに来た。
昨日からじゅんが準備してくれた日本料理は素敵だった。
Tが食べたことのない日本の食材(ナメコや山芋など)もあって
本当に喜んでくれた。
それを見て私もじゅんも心からうれしかった。
いろんな話や一緒にしたいことがあまりに多くて時間は飛ぶように過ぎた。
Tが見せてくれた故郷の写真は美しかった。
日本の緑は強くて好きだとTは言う。
湿気、雨の国だからだろう。
虫もイタリアよりずっと大きいそうだ。
でもTの故郷の緑は、やわらかく、うす明るく、
パッチワークのような田園の中に赤茶、焦茶の四角がぽつぽつ入っていて
それは私からしたら、ほろっとなるような美しさだった。
この前、Tは言った。
ヨーロッパの空は高く、日本の空は低い。
だからヨーロッパで人々は天に神を求め、
日本では土に神を見るのでは、と。
Tの故郷には視界を遮るものはない。
抜けるような空、とこまでも続く水平線と遠くのアペニン山脈。
Tの人柄の下にはこんな土壌があったのだ。
幸せ晩ごはん。