心にしみるような一日を過ごした。
今の私はたくさんの素敵な人に囲まれて
とても感情過多な毎日を過ごしている。
今年は、将来振り返ったとしても
きっと一番大事な、忘れられない年になっていると思う。
今日イタリア人Tと長い時間話をした。
Tは目ではなくて感覚でものを見る。
澄みきった水みたいな人だ。
私の絵に、感じたことをたくさん言ってくれた。
それからイタリア人の詩人、ウンベルト・サバやカルドゥッチ、パスコリの詩を
一緒に読んだ。
Tは8歳までテレビのない家で育った。
でも、そのかわり絵本をたくさん読んで育ったという。
今の日本のことやイタリアのこと、テレビのこと、田舎のこと、映画のこと・・・
いろんなことをTと話したけれど
私はTの気持ちがとてもよくわかったし、一言一言が心に響いた。
Tのような人に絵本を描いてほしいと心底思う。
夜、久しぶりに陶芸の作業場に寄って帰ろうとしたら、
J先生に偶然会い、陶芸研究室で話すことになった。
話題は制作のことになり、かなり濃い話ができて面白かった。
自分の固定観念を疑ってみること、
それは昨日、私の中で答えの出なかった問題に光を投げる言葉だった。
強い作品を作りたいなら弱い作品を作ろうとすること。
凛と立ちたいならぐにゃぐにゃになること。
それはきっと表裏一体だ。
太いものが力強いのではなく、
細いものが弱いものではない。
毎日いろんな立場の人と関わることで
今まで見えなかったものが少しずつ見えはじめて
星を拾いあつめるような毎日だ。