滋賀県長浜市湖北町の山本山(標高324メートル)に飛来した。1998年から17シーズン連続。野生のオオワシとしては高齢で、地元では「おばあちゃん」と呼ばれ、
親しまれている。飛来は昨年より9日遅く、待ちわびた愛鳥家から歓迎の声が上がっている。
オオワシは、夏にロシア・カムチャツカ半島などで繁殖し、子育てを終えてから冬に日本や朝鮮半島などに渡る。
長浜市の湖北野鳥センターによると、市北部が南限の飛来地とされる。
おばあちゃんは体長約1メートル、羽を広げた長さは約2.4メートルで、翼下面の白黒模様が特徴。
初飛来した時、既に成鳥だったことなどから30〜40歳と推定される。
時速90〜100キロで一直線に空を飛び、約1キロ先の琵琶湖で小魚を捕らえる姿が人気を集め、
飛来の時期には多くの愛鳥家らが長浜市を訪れる。
今年は関係者をやきもきさせていたが、28日朝に山の中腹に止まっているおばあちゃんをセンターが確認した。
職員の植田潤さん(45)は「今年はだめかと思っていたが、帰って来てくれた。
皆に愛されているおばあちゃんワシなので、温かく見守ってほしい」と話している。
【桑田潔】
毎日新聞 2014年11月28日 20時14分(最終更新 11月29日 19時48分)より