次の日は、整備をしながら少しずつモデルツアーを行い、来年オープンするという白川郷トレイルの一部、
大白川原生林をエクスカーションとして歩くことに。

入り口から沢までは、後ろ向きで細い階段やハシゴを降りる急勾配がつづく。


沢(谷)に近くなると桂や栃の木が目立つようになってくる。
湿気の多い、肥沃な土壌を好む桂や栃は水脈が近くにあることを知る手がかりになる木。
(沢胡桃や泥の木、柳などもそう。)
桂の木の近くを通ると、時々ふうわり綿菓子のような甘い香り。

大白川の樹々は天にそびえたつように高く、
私たちは小人になってしまったような不思議な感覚。



水楢、小楢、瓜肌楓、朴、橅など・・・樹のことをもっと知りたいと思う。
樹と樹の関わりも。
気の遠くなる長い時間を同じ場所でどんな風にして生きてきたのだろう。
豊穣なる黄金色の森、
そのようなものを内にもつ人やものを描きたいと、
胸のなかにおおきな風が吹く。
ただただ手をあわせたくなるような森。
きっとそこにいた誰もが、それぞれの日常に、何かのきっかけとなるような
金色の一葉を持ち帰ったように思う。