|
2014年 10月 17日
![]() 東京/TさんとRさんのお宅にて 素敵だったことをかぞえれば、幾つ両の手を折っても足りない。 ベランダからの夜の運河がすばらしかった。 時折さあっと入ってくる風、窓辺に揺れる雲竜柳。 生ききろうとしているバジルたち。 外と内の境が曖昧で 半分屋外にあるようなお部屋は本当に居心地よかった。 Rさんの丁寧につくられたお料理の数々。 そのお味は Rさんの写真から受ける印象ととてもよく似ていて 私はたくさんの物語を想像した。 その日漬けてくださっていたイクラが鮭のお腹の中にいた頃のこと、 そして川のこと。 食べること、生きること、いのちのこと。 松輪の鯖はこの世のものとは思えないほどで、牡蠣フライは多分、史上最高にすばらしかった。 Rさんの覚え書きより宴のお品 いただきものの、生落花生 チーズ各種 (Yちゃんのお土産) 無花果のコンフィチュール ガルムで味付けした塩から 鰻肝の佃煮 松輪の鯖のお刺身と〆たの 牡蠣フライ いくら などなど Rさんの双子の姉妹のようなCさんが、お燗をつけてくださる様子は お酒と会話をしているようだった。 何かにじっと耳を澄ませているような。 そうして、Rさんのお料理に合わせて、これは冷やで、あれは何度くらいのお燗でと 魔法のように出してくださるお酒は、 いままで飲んだことが無いほど美味しく、とてもやさしかった。 (二日酔いも全くなし!!) それにしてもRさんとCさんの食欲と生命力に圧倒される。 ふたりはどっしりと地面に根を張り巡らせた大樹のようで 食べ物の話になると想像力の尽きないふたりを見ているのは おもしろく、微笑ましく(失礼・・)、安心感があった。 ずっとお会いしたかったYさんは、星のようにキラキラした瞳をした少女のような方だった。 パートナーの詩人Tさんとは双子のようで驚く。 Yさんの存在は、鈴を一振りしたあとの余韻みたいだなあと思う。 Yさんのピアノも聴いてみたいなあ。 そう、Yさんの持ってきて下さったチーズがまた、Cさんのお酒とすばらしく合っていて。 この日はギャラリーの近くまでTさんが迎えに来て下さって、銀座東銀座を通り抜け、 おうちまで歩いた。 何を話したのか、あまり覚えてないけれど、Tさんの正直さが胸にすとんと降りていった。 柳のように、やわらかで、折れないつよさがあるようにも感じた。 宴の間、Tさんがかけてくださった音楽のなかに、ずうーんと響くものがあった。 多分、ひとりで聞くと涙涙だ。 食べること呑むことがきっと脳内のおおよそを占めているRさんとCさんを見ている、Tさんの眼がなんともよかった。 いつか、描かせていただきたいなあとも思った。 時々、写真を見て、宴の時間をふりかえっては あたたまっている。 それからふたりが東京駅までお見送りに来て下さったこと、Cさんが駆けつけてくださったこと、パニーノジュストでのひととき、 もう、皆さんがたくさんお土産をもたせてくださったことがいつまでも嬉しくて。 本当に ありがとうございました。 また次会える日を心待ちに。
by ai-pittura
| 2014-10-17 00:36
| 人間
|
アバウト
カレンダー
カテゴリ
全体 絵 イタリア 京都 仰木の暮らし 土蔵ができるまで 山へ 釣り 旅 久高島 東北 風景 版画 陶彫 画集 展覧会 LIVE Drawing ガソリン 大学院時代 本 映画 店 タカラバコ 人間 六熊 春子おばあちゃん たがねとめめとみん 筆休め お知らせ 未分類 以前の記事
2018年 06月 2018年 03月 2018年 02月 2017年 12月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 04月 2017年 02月 more... フォロー中のブログ
Exhibition A... le journal d... blog フィレンツェ田舎生活便り 加藤わ呼三度笠書簡 雑貨と日々の一期一会 ... かたん工作日記 鎌倉と古道具のツレヅレ-... 太陽ヲ貴方二 ... 通販 一花一葉 地中海と砂漠のあいだ 無 相 創 銀座 月光荘画材店 トスカーナ オリーブの丘... ヒトは猫のペットである 水色の雨 Change by Gr... 毒食わば皿まで イタリアでの徒然なモノ… 私 と 消 え た 日 ... クロアチアの碧い海の夢 フレスコ画研究所 バステ... トスカーナ 「進行中」 ... フィレンツェ田舎生活便り2 RED GLOBE ■工房 YUSA Gallery Shim... 田口ランディ Offic... 心の声に耳を傾け。。 SPEAKEASY 心と写真 r-photo 太田 バンビの SCRA... SOIL LIBRARY Ⅰ O, sancta si... r-note A motif ラグーザに流れるもの 満月アンティーク ふくみみ日記 コッツウォルズ・カントリ... 京都美術学院のアトリエより 浅間山の麓から ぐるぐる通信 そのために ROSASOLIS Animal Skin ... 野に思う。 偽の女庭師 アートのある暮らし al... 京都大原アトリエNORI革日記 榮一のホームページ 坂を降りれば 鳥人の翼 In orde... kozalog World Music ... KUNO Takashi 朴禾の日々 月よむ骨 私、農民になりました! 一汁一菜の器プロジェクト... 十一の海 - キョウト ... 新・自然遊悠学 mohariza12メモ 松の司 蔵元ブログ daily life a... 日々の皿 スカラベの晩餐 Soubou blog ... スカラベ堂通信 Link
ライフログ
最新のトラックバック
検索
タグ
忠田愛個展(11)
ギャラリー枝香庵(11) 稲富淳輔(9) ギャラリー歩歩琳堂(8) 稲富淳輔個展(8) 忠田愛(6) ギャラリー島田(5) 美の予感2015(4) 個展(4) 稲富淳輔展(4) 大阪高島屋(3) 高島屋(3) ギャラリーNEXT(3) プラグマタ(3) 高垣勝康(2) 琵琶湖(2) 陶(2) 美の予感2015(2) galleryサラ(2) ギャラリーゴトウ(2) その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||