
のらの子たちが順調に大きくなっている。
おめめは兄弟の中でもひとりでいる時間が長く、
最初から人をこわがることもなく、かといってべったり甘える訳でなくさらりとして
それでいて愛嬌のある不思議な子だ。
なぜだろう、おめめには欲というものがない。
もちろんそれ相応にはあるのだけれど、欲がおめめのうつわを上回ることは決してなく、
あるがままの大きな流れに身をまかせているような、そんな空気。
産まれたてのときは目がただれていて、長くはないと感じたし、
何度も調子が悪そうなときもあった。
そんな時、おめめはあっさりと向こう岸へいきそうだったけれど
幾度も山を越え、最近はすっかり元気に毎日を謳歌しているようだ。
このところ、時々家に入ってきては昼寝をしていくようになった。
ずっと居座る訳でもなく、気がすんだらポテポテと出てゆくそのお尻はとても可愛い。
タガネとの相性が良ければ、うちの子になっていただいてもいいのだけれど、
猫嫌いのタガネのお許しが出るのは難しいだろう。
ファブリアーノ紙、鉛筆、パステル