銀座でジュンの個展が始まったころ、私はスタッフをしている美術予備校の研修旅行引率で山奥にいた。
研修旅行は、美大を目指す学生たちに、普段、教室でしているデッサンなどからは離れて
山奥にこもり、チームで何かものづくりをしてもらおうという企画で
今年のテーマは童話、伝承などを題材とした影絵だった。
これがとても素敵で、
影絵なんて、もう何年ぶりだろうというくらい久しぶりだったけれど、
投光器の前に影が映し出された時、とてつもない懐かしさにおそわれて、
説明のつかない感情がわきあがってきた。
それがなんだったのだろうとずっと考えていて
今日やっと、
それは宮沢賢治の童話を読んだときの感覚にとてもよく似ていることに気付いた。
記憶の糸をたどっても、影絵を見た幼少の場面には辿りつかないのだけれど、
ギラギラした星に囲まれた、宇宙の真ん中に浮かんでいるような
夏の夜の、高揚のなかのしずけさと、わずかなさみしさをたしかに思い出していた。
夏の夜は特別だ。

赤ずきんちゃん

桃太郎アレンジのアップルジョニー

ヤマタノオロチ
必死の舞台裏!