庭の紫陽花(アナベル)が今年はじめて大きな花を咲かせた。
とても嬉しい。
夕刻の仄暗さのなかで、紫陽花とドクダミの白がひかるように浮かんでいるすがたは
まるで灯台だと思う。
最近のタガネは外に出たらなかなか帰ってこない。
どこか落ち着くお気に入りの場所を見つけたのだろう。
いつかジュンの作品台にした枕木の上で寝ているのはノラのコバン。
1年くらい前まではこのあたりのボスで、ギラリとひかる片目で睨めば、
逆らうものなどいなかった。
いつも威風堂々としていた。
最近コバンは、ひとまわりちいさくなった。
肩のあたりに老いの色が濃く、ヒゲに緊張感がない。
鈴虎との闘いにも敗れ、そろそろ世代交代の時期なのかもしれない。
大体舌は口からはみでている。
そして、誰かの前でも、とてもやさしい顔をするようになった。
コバンも、タガネも、
猫は 猫を生きている。
まっすぐに