
歩歩琳堂の個展中の昼食は大抵
日精そばか
金時食堂でいただく。
数年前に大橋さんに教えてもらって通うようになり、他にもいろいろ行ったけれど
結局この2軒に落ち着いている。
どちらも、古くから親しまれる下町の食堂で、おばちゃんたちがきびきびと働いている。
常連さんが多く、席についた途端「はい、何しましょー。」と注文を取りに来てくれる。
丁寧すぎることもなく、無愛想でもなく、気を遣われる訳でなく、ほっておかれる訳でもない。
その温度が居心地よい。
どんな町に行っても、こういう店を探してはふらふらと誘い込まれてしまう。
生まれ育った大阪の下町の匂いが懐かしいからかもしれない。
少し疲れ、背中を丸めて丼をかきこむおじさんや、控えめに談笑しながら向かい合って蕎麦をすする老夫婦、
昼間から瓶ビールを頼んでいる赤ら顔のおじいさん、
なぜかこういうところにいると皆兄弟のように思う。
日精そばのあげ入りカレー蕎麦500円。
カレーがあんかけになっているので最後の一口まであたたかい。
(飲み過ぎた翌日は玉子蕎麦を頼む。)
今回の個展中はカレー蕎麦に支えられていたといっても言い過ぎではないと思う。