


渓流の仲間たちを団扇に描く。
久しぶりの墨のしごとの楽しかったこと。
土の画面を削っては描くという作業は、自分の歩にしっかりリンクするのだけれど、
自由に繊維に浸透していく水の感触が恋しくなる瞬間があって。
一発勝負の墨はほんとうに正直。
どんな時に自分がかたくなるのかが、本当によく見えた。
深呼吸して、息をとめて、やるぞなんて気合いを入れると、線はがちがち。
平常心でふつうに呼吸して、楽な気分でリラックスして、なおかつ集中すること。
前に描いたものがよかったとしても、決してそれを見て描かないこと。
紙のにじむ速度のおかげで、頭がついてこられず、五感をフルに使えることが気持ちいい。
水墨はやっぱり定期的につづけないとなあ。
練習だとか本番だとかここにはない、
どんな時も緊張感をもちながら、力を抜いていられるように。
まだまだ揺れに揺れる自分をしっかり見ていよう。
団扇はギャラリー歩歩琳堂に納品しました。山の涼風届きますように。
お問い合わせは078-321-1154まで(12〜19時 水曜定休)