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ふりつもる線

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2012年 07月 03日

取立山と岩魚

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山行記録が追いついていない。
六月、福井県の取立山に登った。
標高1307m、高山の趣たっぷりだ。
眼下にたなびく雲海と連なる山並を見ながらの尾根歩きは本当に心地よかった。
取立山の地面はやわらかく、登山道の両脇には六月の雨をたっぷりと含んだ緑がすぐそばに迫り、
そのみずみずしい生命力に何度ため息をつき、足を止めたことだろう。
そして、取立の尾根から望んだ白山の堂々とした姿。
描いてみたい山、登ってみたい山、
この夏きっと会いにゆくよ。

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下山後、わこちゃんのお父さんが思いがけず岩魚屋さんに連れていってくださり、
すっかりごちそうになってしまう。
山に登り、山の恵みをいただく、これ以上の贅沢ないなあ。
山ウド、たらの芽、コシアブラ、ユキノシタ、たくさんの野草の天ぷらに、岩魚のお刺身に、お寿司、
そして何よりこんなにおいしい岩魚の塩焼きは初めていただいた。
それにしても川魚の繊細さはやっぱり特別だ。
透きとおった渓流、若葉から漏れる日の光、ヤマセミの影、切り立った大岩と、痛いほど冷たい水、
そしてそこに佇む釣り師の姿までもがゆっくりと網膜を流れる。
それはただ、いつかどこかで見た風景なのだけれど
ほくほくと、やわらかくぎゅうぎゅうに詰まった岩魚の身を噛みしめる度に思い出され、
胸の奥ですとんと納得してしまう。
岩魚は確かに山の緑と甘い水が詰まった魚なのである。
わこちゃんのお父さんが言ったとおり、箸で食べるのと手づかみで食べるのとでは全然味が違い、
多少お行儀悪くともかぶりつくのがやっぱり最高、
岩魚はホネまでうつくしい。
本当にごちそうさまでした。

by ai-pittura | 2012-07-03 22:28 | 山へ


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