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ふりつもる線

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2012年 05月 11日

本/メモ

春から今までに読んだ本、現在読んでいる本

○『日本のこころ』 岡潔 講談社
○『現な像』 杉本博司 新潮社
○『苔のむすまで』 杉本博司 新潮社
○『ノラや』 内田百聞 中公文庫
○『黒猫のひたい』 雑誌・てんとう虫のなかに書かれていた井坂洋子さんのエッセイ
○『月とさかな』 井坂洋子 河出書房新社
○『ハーケンと夏みかん』 椎名誠 山と渓谷社
○『星と嵐 6つの北壁登行』 ガストン・レビュファ 集英社文庫
○『武満徹 私たちの耳は聞こえているか』 武満徹 日本図書センター

杉本博司さん、まだこの二冊では何とも言えないけれど、疑問符のようなものが残る。
この疑問符が何なのかはっきりとわかっていないけれど、その一部は知識ということについて。

ノラや、は帰って来なくなったノラを思う内田百聞の泣き暮れる毎日の日記の集積で、
それはもうひどい親ばかぶりなのだけれど、なんともあたたかい本だった。

『黒猫のひたい』はりかさんが雑誌を送ってくださって読むことができた。
ひとつひとつの文章にさめざめと泣いた。
かなしいとも嬉しいとも全然違う涙で、真ん中にしみこんでくる文章だった。
私はかつて立ちあった動物たちの死を思い出していた。
彼らは死と生を等価で納得していて、
明日生きることと明日死ぬことはどちらもおなじことのようだった。
生き物との暮らしのなかで、ふとした些細な瞬間、
彼らにとっての生き死にが垣間見えることがある。
それはしずかな湖面のような感じがする、そしてやさしい。


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それから、どちらも山をテーマとしたマンガ
○『岳』 石塚真一 小学館 全15巻
○『孤高の人』 坂本眞一 集英社 全17巻

『岳』は山岳救助を柱とする話、そしてそれぞれの人にとっての山の話。
去年映画化されていた『岳』の原作で、映画のほうは見ていないのだけれど
ほんと素敵な原作だった。
読み終えた後は、アルプスの山のような、
澄み切った何かが吹き抜けていったようだった。

by ai-pittura | 2012-05-11 17:14 |


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