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ふりつもる線

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2012年 04月 13日

童仙房の鯉江良二さん

桜並木の瀬田川を横目に信楽方面へ、茶畑の谷をいくつも越え、うねうねの山道をどこまでも走り、
途中の道では猿にも出会い、3時間かけて目指したのは南山城村の童仙房。
童仙房といえば、陶芸をしている人にはなじみ深い名前の土で、まさにそれはここでとれる土。
その山の上の旧野殿童仙房小学校にて、今日は鯉江良二さんのワークショップに参加してきた。

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鯉江さんは主人が学部の頃、陶芸コースに来ておられ、
私自身は今日はじめて目の前で制作されている姿を拝見したのだけれど、
なんと言えばいいのだろうか、それはもうとても生き生きとしていて。
産みだされるうつわたちには型がなく、もちろん一目見て鯉江さんのものだとわかるのだけれど、
土のいのちをそのまんま引っ張ってくるような、
鯉江良二が土にかえっていっているような、そんなロクロだった。
緊張感はあるのだけれど、はりつめた結界のようではなくて、
もっとやわらかい、それでいてどこか動物的で、胸がドキドキした。
産まれたてのうつわたちにはどれもまだ今しがた動いていたその残像があり、
無骨でありながら、地面に根を張る木のようにしっかりと在った。

写真を見返しながらふりかえってみれば、その時はまだ茫洋としていたかたまりが
少しずつとけだしてゆっくりと身体にしみこみはじめる。
鯉江さん、お会いできてほんとうによかった。
このような場を作っていただいた清水さんにも本当にありがとうございました。

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今日、私が童仙房の土で作らせていただいたちいさな猫とおじいさんとぐいのみは
6月に穴窯で一緒に焚いていただけるとのことで、今から待ち遠しくて。

by ai-pittura | 2012-04-13 22:16 | 人間


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