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ふりつもる線

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2011年 10月 05日

皮膚の内外

皮膚の内外_b0080173_22382680.jpg田中泯さんの場踊りを目の前で見た一年半ほど前のことを思い出す。
”今”と”ここ”、どんな言葉を発してもその真ん中には刺さらない。
泯さんの本、『僕はずっと裸だった』が出版されたのは
つい最近のこと。
泯さんという人間の一片に触れてみたくて、一晩で一気に読む。
泯さんの言葉だ。それは確かに泯さんの根から出ている言葉で、
もちろんそれは共有する日本語でありながら、
しかしそのままにとらえることは違うのではと感じる。
言葉にならないもの、なってはいけないもののまわりを
注意深く縫うように包む泯さんの言葉は
表面上の隔たりがあったとしても、
泯さんという人をたどる上でとても直接的なものだなあと。
私自身のことを言えば、外側に対する皮膚感覚は強くとも、
皮膚の内側に対する感覚が鈍い。等閑にしてきてしまった。
皮膚の内側の身体について時間をかけて考えてみたい。

by ai-pittura | 2011-10-05 23:03 |


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