十年来の友二人と赤垣屋で飲む。
料理が美味しく、大将や店の人たちのなんて気配り上手で気持ちのいいこと。
ひとくち飲んだ瞬間に広がる杉の香り、樽酒ってあんなにおいしいものなんだと。
十年前の私たち、それぞれの状況、そしてそれぞれの今、
互いの変遷も変わらぬものも三者三様そこにあって
過去から今に向かって流れる川の中にいる自分をもう一度追体験するような感覚にふとなる。
人に話す言葉はとても難しい。
言葉上で話すことはできるかもしれない。
本当にお互いの実感をもって話せるところの言葉や言葉じゃないものを見てゆくことの難しさ。