
手を描くことにのめりこみはじめた春子おばあちゃん。
リハビリの後だったみたいで疲れていたから
ゆっくり休みながら描こうねと言っていたけど止まらない。
難しいわ、わからないわと頭を抱えながら何度も描く。
そのうち頬が上気してくる。
そんなおばあちゃんを横でスケッチ。
私、この手をものにするまでは絶対次にいかないわ。
帰り際におばあちゃんは言った。
「リュウマチの手」スケッチの横に彼女はそう記した。
そして、自画像を描いているつもりよと言った。
ああ、人はどうして。
年をとるほどにどれほど新しく生まれていくんだろうか!