ふりつもる線

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2015年 12月 12日

冬の虹

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# by ai-pittura | 2015-12-12 00:54 | 仰木の暮らし | Trackback | Comments(2)
2015年 12月 05日

枝香庵クリスマス展のお知らせ

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稲富淳輔 ”ナル”

枝香庵のクリスマス

2015年12月9日(水)-12月15日(火)
11:30~19:00(日曜日、最終日は17:00まで)



一條朋子 稲富淳輔 上原由起子 浦島晶子 大亦みゆき 片桐翠 菅野由貴子 古賀勇人 こぺんなな さいとうれいこ
佐藤温 しまたにあや 瀧石公子 田沢千草 谷村優希 たんたん 辻優子 内藤寛子 長尾玲子 永津照見 永沼敦子
中村眞弥子 生江葉子 野田朗子 濱谷陽祐 まちゅまゆ 松木崇 向田れん 椋野茂美 宗像裕作 守美音 横田尚

あっという間に師走!!
毎年恒例、枝香庵のクリスマス展に主人が参加いたします。
お時間がありましたら是非お立ち寄りください。



ギャラリー枝香庵(えこうあん)
〒104-0061 東京都中央区銀座3-3-12 銀座ビルディング8F
Tel 050-3452-8627
◎東京メトロ(丸ノ内線/銀座線/日比谷線)銀座駅 C8出口1分
◎東京メトロ銀座一丁目駅(有楽町線) 8番出口5分
◎JR有楽町駅(山手線/京浜東北線) 5分ビル
左横の細い通路を入りエレベーターでお越しください

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# by ai-pittura | 2015-12-05 17:59 | Trackback | Comments(0)
2015年 12月 04日

梟の人

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梟の人 2015年 6号(写真は部分)

会いたい。
会いたいと思っている。
山又山の、森の奥深くの梟に。
でも会えなくていいとも思っている。
そこにいると解っているだけで。

アイヌの神謡のなかで、
梟の神は、人間たちの後に座して、人間の国をいつでも護っている。

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# by ai-pittura | 2015-12-04 20:53 | | Trackback | Comments(2)
2015年 12月 01日

生きものの筆

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毛織につづいて、獣毛といえば
日本画用の刷毛や筆も動物たちの毛。
コシの強い鼬の尻尾の毛でつくられる面相筆(線描などの細い筆)、
狸や鼬の毛を芯にして、水含みのよい羊の毛で覆った彩色筆、
弾力のある中国の羊(衣服などに使う羊ではなく、山ひつじ)などでつくられる刷毛など
わたしも日々生きものたちと共に絵を描いているのだなあと改めて思う。

先日、受け持っている美大の授業に湯島の筆屋・宮内不朽堂さんが来てくださり
筆作りのお話を伺うことができた。
写真はその時に求めた刷毛。
コシがあり、しなやかで含みよく、背筋が伸びるようなよい刷毛。
この刷毛とともに12月は100号を描く。

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# by ai-pittura | 2015-12-01 22:22 | | Trackback | Comments(0)
2015年 11月 30日

生きものの根


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11月、心にのこったのは伊藤久仁子さん(毛織敷物)と森口信一さん(木工・我谷盆)の展覧会
暖簾をくぐって、一目見た瞬間、ため息をつく。
羊、山羊、らくだやヤクの毛、そして絹や麻で織られた重厚な織物。
じいっと見ていると大地が胸に押し寄せてくるようで、たまらない。

どんどん触って、敷物のうえを歩いてみてくださいね。
工房のいづみさん(いづみさんのお師匠さんが伊藤さん)が声をかけてくださる。
お言葉に甘えて、しつこいくらい触り、大きな敷物を足の裏で何度もたしかめる。
それぞれにかたさや柔らかさが違い、(温度も違う感じがする)
きびしい原野を生きるものたちの根や、母なる海のようなあたたかさ、乾いた大地を吹き抜ける風が
豊かな奥行きをもって伝わってくる。
ああ、こんな敷物と暮らせたらどんなに素敵だろう。

それはまだまだ叶わないけれど、そのかわり一枚のお座布団を家にお迎えすることにした。
光にかざすと、ザクロやカリヤスで染められた黄色の階調が素晴らしくきれいだ。
樹々が落とした葉でふかふかになったお山の道や、晩秋の光、
ゆっくりと土に還ってゆく森の時間がそこかしこに織り込まれているようで、あたたかい気持ちになる。

帰り際、見送ってくださったいづみさんの陽だまりのような笑顔と、伊藤さんのまっすぐな眼が
いつまでも胸に残った。

展覧会を教えてくださったりかさん、ありがとう!!

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お座布団が家に来て2日と経たぬうちに、占有権はだれかさんの手に。
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# by ai-pittura | 2015-11-30 20:42 | タカラバコ | Trackback | Comments(2)
2015年 11月 29日

北風

北風がびょおっと唸りをあげ、窓をがたがた揺らす。
冬が来る頃思い出すのは、幼いとき大好きだったこの本。




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# by ai-pittura | 2015-11-29 18:31 | 仰木の暮らし | Trackback | Comments(2)
2015年 11月 29日

もうすぐ12月

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みんと過ごすはじめての冬。やっぱり炬燵のまわりで寝てばっかりね。
みん、みん、眠。


More
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# by ai-pittura | 2015-11-29 18:09 | たがねとめめとみん | Trackback | Comments(0)
2015年 11月 20日

酢橘

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月の舟 2015年 サムホール


すだちの季節、今年もまたKさんが歩歩琳堂へお庭のすだちを持ってきてくださる。
緑色の酢橘は少しずつおひさまの色に。

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# by ai-pittura | 2015-11-20 20:04 | | Trackback | Comments(0)
2015年 11月 20日

オークの樹

来年引っ越しをすることになった。
まだ先なので少し早いけれど、
義母から、食事のための机をプレゼントしてくださるとのお言葉。
いえいえ、お気持ちだけ、と押し問答になってしまうけれど、
じゅんとよく話し合って、いただくことを決める。

お義母さんの好きなイギリスの古い家具が並ぶお店へ行く前夜、夢を見た。

机を選ぶ時は樹の質(たち)をよく見ること。
少々頑固で偏屈でもいい、実直な樹であること。
頭のなかでしわがれたお爺さんの声がする。
眼の前におおきな樹があらわれる。
大地に張るがっしりとした根、ごつごつした太い幹には幾つかの瘤、
樫にも似ているし欅のようにも見える。
枝分かれしている梢の先の葉はそんなに多くないけれど
風に揺れてきらきら光っている。
樹は白黒でゴッホの素描のタッチだった。

眼が覚めてゴッホの素描集をめくったけれど、実際にそんな絵はなかった。
けれど、この素描は夢に出てきた樹によく似た風情。

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お店でぐぐっと惹き付けられたのは、深い焦茶色に鉋跡がうつくしいオークの天板。
引き出すと左右に長くなる伸張式のドローリーフテーブルで
90年ほど前、農民や使用人の方が使っていたのではないだろうかというもの。
じっと見ていると煙草をくゆらせながらポーカーをする男たちや
炭焼きの堅いパンをスープにつけて子どもに食べさせる女のすがた、
質素だけれど愛情に満ちた豊かな風景が立ち上がる。
私たちはここで何を食べよう。
机を見た瞬間に思い浮かんだのは葡萄酒。
薄いグラスに入ったワインではなくて、少しゆがんだガラスのコップに入った葡萄酒。
セピアの天板に添えられた濃密なルビー色はどんなにうつくしいことだろう。
低火度で焼かれた白いピッチャーに入れたミルクもきっと似合うし、
漆碗のお味噌汁や秋刀魚、出し巻きもいいと思う。

机になったオークの樹、
この樹はどこで枝葉を広げ、どんな風景を見ていただろう。
帰り道、車に揺られながら、樹の生きていた風景をいつまでも想像していた。


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# by ai-pittura | 2015-11-20 18:17 | 風景 | Trackback | Comments(0)
2015年 11月 19日

おばあちゃんの視座

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久しぶりに春子おばあちゃんのこと。

ブログを読んでくださっている方が時々、
春子おばあちゃんはお元気?と聞いてくださることがあり、とっても嬉しい思い。
ありがとうございます!
春子おばあちゃんは現在101歳。

ここ2〜3年は少し調子を崩して描けなかった時期や気持ちの乗らなかった時期もあったものの
最近はまた意欲がもりもり湧いているおばあちゃん。
先日、石井壬子夫が晩年繰り返し描いた自画像のデッサン集を持っていくと、
ああー!、はあー!とおおきな声をあげて喜んでくれる。

ああ!センセイ、私は何も見えていなかったような気がします。
表面的なところじゃなくて、もっとこう・・・!
ああ、ごめんなさい。怠けてばかりいました。
もっと顔を練習しないと。
ああ、それにしてもすごいのですねえ。

画集に顔を近づけたり離したりしながら、おばあちゃんはゆっくりと叫び、
そのあとはため息をつきながら、もっと、もっとと呟いた。

絵に終わりがないことは、時にこんなにも人を勇気づける。

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# by ai-pittura | 2015-11-19 21:17 | 春子おばあちゃん | Trackback | Comments(2)
2015年 11月 14日

錦秋

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お山の紅葉はもう里の方まで降りてきました。

少し前のこと、車を走らせて奥飛騨へ。
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# by ai-pittura | 2015-11-14 12:52 | 山へ | Trackback | Comments(0)
2015年 11月 14日

お礼

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神戸、ギャラリー歩歩琳堂での稲富淳輔展、無事会期を終えました。
お越し下さった皆様、お手にとってくださった皆様、本当にありがとうございました。

次回の発表まであまり間がありません。
稲富淳輔 次の予定は12月9日〜15日銀座ギャラリー枝香庵でのクリスマス展
そして来年2月に八丁堀のギャラリーで個展を予定しております。
東京で皆様にお目にかかれることを楽しみに。


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# by ai-pittura | 2015-11-14 12:28 | 展覧会 | Trackback | Comments(0)
2015年 11月 05日

折り返し

稲富淳輔展、開催中です。
展示風景をちらり。


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後半も皆様のお越しを楽しみにお待ちしております。








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# by ai-pittura | 2015-11-05 22:34 | 展覧会 | Trackback | Comments(0)
2015年 10月 31日

稲富淳輔個展@神戸・ギャラリー歩歩琳堂のお知らせ

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画廊回廊15周年記念特別展
Junsuke Inatomi Solo Exhibition
 
稲富淳輔個展

ー ぼくは ぼくになるまえの ぼくのまま ー

2015年10月31日(土)〜11月12日(木)

12〜19時(最終日は17時まで) 水曜、金曜休廊

作家在廊日:10/31(土),11/1(日),3(火),7(土),8(日),12(木)

650-0022 神戸市中央区元町通1-10-11 元町エビスビル3F
078-321-1154


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山の樹々が色づきはじめ、秋が深まってまいりました。
すこしずつ毛糸のセーターにくるまれる日が増え、温かなココアが美味しくなる頃、
主人が神戸にて個展をさせていただきます。
新作のうつわたち、新たな素材でのドローイング、是非是非ご高覧ください。



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# by ai-pittura | 2015-10-31 20:38 | お知らせ | Trackback | Comments(0)
2015年 10月 30日

明日から

昨日、無事主人の展示が完了。
たのしい展示になりました。思わずくすっと微笑んでしまうものも。

稲富淳輔展、私も明日(31日)は終日会場で皆様のお越しをお待ちしております。

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# by ai-pittura | 2015-10-30 21:06 | 展覧会 | Trackback | Comments(0)
2015年 10月 27日

出を待つ

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窯から上がってきたじゅんの作品たちが、どんどん並べられていく。
いつもとは違う顔ぶれも多く、サーカス一座のよう。

これから撮影をして、梱包をして、明後日は搬入。


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"月よむ骨" 稲富淳輔 サムホール  2015年


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こちらは食卓でも使えるうつわ
底のまあるい子も意外と安定します。

主人の個展は10/31(土)から。是非是非会いにいらしてください。

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# by ai-pittura | 2015-10-27 17:21 | 仰木の暮らし | Trackback | Comments(0)
2015年 10月 26日

机のうえの秋

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十三夜の日 Oさまから金色のおおきなおおきな梨が届く。
新潟県と高知県の梨をかけあわせた新高梨。
こんなにも大きい梨があるなんて。
まじまじと見つめては感動し、
まあるくずっしりとした梨の重みを両掌にうけては感動する。
まるで、お月さまがころげてきたよう。

いただいてみると、歯触りと共に果汁が口のなかでじゅわっと弾け、じゅんと眼を見合わせる。
すばらしく美味しい梨。
本当にありがとうございました。


美味しいものうつくしいものに彩られた秋、ついついベルトをゆるめてしまう日々。

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ちえまま、枝豆をありがとうございました。美味しい枝豆にちえままの暖かさが加わって。
栗ごはん、冬になる前にあと何回できるかなあ!
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純子さんからいただいたトスカーナのロングパスタPiciが素晴らしい。モチモチとしていて、ソースとよくからむ。ラグーとの相性抜群!
パルミジャーノをたっぷり削っていただくと、イタリアの記憶がぐわっと迫ってきて胸がしめつけられる。イタリア、行きたいなあ!
楠さんが皮をきれいに洗ってくださった比良山の銀杏。毎日銀杏ごはんでもいい!と思うくらい美味しかったなあ。
ごちそうさまでした。
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最近じゅんが作りはじめたチャーシューがすばらしく、さらにラーメンが好きになる。
大岩魚のお刺身は岐阜県で。やさしいサーモンピンクの身にみとれ、岩魚の棲んでいた川を思う。


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# by ai-pittura | 2015-10-26 13:09 | 仰木の暮らし | Trackback | Comments(0)
2015年 10月 24日

模索

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気持ちいい秋晴れが続き、制作に集中する。
もっと実験、模索したいけれど、まだまだやり切れていないし できることがあるはずだ。
普段の手と眼を疑って、もう一度よく見たい。
何か違うアプローチの方法もあると思う。
発表の予定や時間的なことで守りに入ってはいけないと心に念じてきたものの、
やはり時間との追いかけっこになってしまった昨年を繰り返さぬよう
環境を整えるのも大事なこと。

思い切り失敗すること、
箸にも棒にもかからないような作品を作る(作ってしまう)時間は
前に進むために何より必要なことなのかもしれない。

もがきながらも力を抜いて描けるといいなあ。

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力を抜く師匠たち

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# by ai-pittura | 2015-10-24 23:14 | | Trackback | Comments(0)
2015年 10月 17日

巡礼

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透明な光のなかで樹々が色づいている。
川縁の沢胡桃がたわわの実を投げ、朴の樹がゆっくり地面に葉を落とす。
今年の団栗は豊作の様子。

突然の遭遇にびっくり顔の猪、並んで駆けてゆくニホンジカの白いお尻、
枝を揺らす猿たち。
しずかな秋の呼吸のなかに、動物たちの浮き足だった気配が微笑ましい。

川の温度は一気に下がり、魚たちは産卵をはじめた。
命は絶え間なく入れ替わり、次へ託し、受け継ぎながら
ゆっくりと時が流れていくことを
深々と感じた秋の一日。

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# by ai-pittura | 2015-10-17 23:06 | 山へ | Trackback | Comments(0)
2015年 10月 11日

第17回 雪梁舎フィレンツェ賞展

明日、12日(月・祝)~18日(日)東京都美術館へ巡回いたします。
お散歩のおついでにお立ち寄りいただけましたら幸いです。

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”櫂を漕ぐ” 100号 2015年 部分

第17回 雪梁舎フィレンツェ賞展

新潟 雪梁舎美術館 
2015年8月9日(日)~9月27日(日)
9:30〜17:00(入館は閉館30分前まで)
月曜休館、ただし9/21は開館
一般500円

東京 東京都美術館 ギャラリーA 地下3階
2015年10月12日(月・祝)~18日(日)
9:30〜17:30(入館は閉館30分前まで)
初日は13:00から
最終日は14:30まで
会期中無休
入場無料

京都 京都府京都文化博物館 5階
2015年11月17日(火)~23日(月・祝)
10:00〜18:00(入館は閉館30分前まで)
最終日は16:00まで
会期中無休
入場無料

フィレンツェ賞展に100号の絵(写真は部分)を出品させていただいております。


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# by ai-pittura | 2015-10-11 12:54 | お知らせ | Trackback | Comments(2)
2015年 10月 03日

はたらきものの筆

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当初はふさふさの平筆がいつの間にかこんなにちびていた。
毛は土の画面で削れ、少しずつ抜け落ち、もういくらかしか残っていないけれど
今の状態は動物の毛や髪を描く時にとても使い良い。
まだまだ現役。
これからも よろしくお願いします。

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# by ai-pittura | 2015-10-03 18:22 | | Trackback | Comments(0)
2015年 09月 29日

実りの時間

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まゆ、美味しい栗をありがとう!

すすき色に光る月の下で秋の色がいっそう濃くなった。
実りの季節は何度めぐっても嬉しい。
山に入ったらもうキノコがひょこひょこ顔を出していた。
今年は涼しくなるのがはやかったから、皆、秋に乗りおくれまいとして
一途にその身をきんいろにして。


うつくしい秋の実たち。描きたい、食べたいと気持ち逸る秋。
山の動物たちが一年でいちばん嬉しい秋。

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今年もうかわのファームマートのいちじくを手に入れられた。13個300円。コンポートとジャムに。

さて、念願のRichard Davisの個展が神戸でも実現します。
販売できる作品は日本国内はもとよりフランスにもほとんど残っていないため、
もしかしたら日本で販売できる最後の展覧会になるかもしれないとのこと、
ご興味がおありの方は是非、是非、ご覧ください。

Ricahard Davisは描くことを通して、描き得ないことを表現してきたように思えてならない。
彼の銅版画の世界を通して、そのむこうにある豊かさがゆっくりこちらへやってくる。
まるでたくさんの死者にまもられれて在るような、
そこにはいないものに対しても どこまでもやわらかくひらかれているような
こんな作品をわたしは他に知らない。

どうぞたくさんの方にご覧いただけますように。

画廊開廊 15周年記念特別展
RICHARD DAVIES Solo Exhibition

2015年10月3日(土)〜15日(木)

12〜19時(最終日は17時まで) 水、金休廊

650-0022 神戸市中央区元町通1-10-11 元町エビスビル3F
078-321-1154

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# by ai-pittura | 2015-09-29 23:11 | 展覧会 | Trackback | Comments(0)
2015年 09月 07日

旅の記録

北海道の旅記録は久しぶりにこちらのブログにてゆっくり更新中・・・坂を降りれば


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# by ai-pittura | 2015-09-07 18:46 | | Trackback | Comments(0)
2015年 09月 06日

しるべ

1週間の道東の旅から帰宅した。
まだ身体の隅々に北の空気が満ちている。
本州の湿気を帯びた空気、仰木の濡れた緑や猫たちの匂いが新鮮に鼻を突く。

女満別空港から清里に入り、知床、羅臼、根室、霧多布、釧路、中札内をまわった今回の旅は
生き物との出逢いに満ち満ちていた。
海と川、山、森や大地が、ひとつながりに堅く結ばれた大きな揺籠に
無数の命がさざめいていた。
命はひとつひとつが個であると同時に
種や、時に種を越えたおおきな集合体として、畝るように鼓動していることを全身で理解したとき、
なにかが心の奥深く根を下ろした。
それは これから先、何度も立ち返る標になるだろう。

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# by ai-pittura | 2015-09-06 22:45 | | Trackback | Comments(0)
2015年 08月 28日

ミコ

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懐かしい写真が出てきた。
アトリエに一時期、毎日のように昼寝に来た仔猫のミコ。
光にかざすと透けてしまいそうな透明な空気の猫だった。
ミコとのうつくしい時間は、短いものだったけれど
記憶の中はきんいろに仄明るい。

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# by ai-pittura | 2015-08-28 18:35 | 仰木の暮らし | Trackback | Comments(0)
2015年 08月 26日

茗荷

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大学通信の夏のスクーリング集中講義が終わって、ほっとしたと同時に体調下降気味。
キムチと渡辺さんのニンニクでスタミナをつけ、生姜で身体をあたため、茗荷で胃腸のはたらきを促す。
3年前に沖谷先生が株分けしてくださった茗荷はすくすく育ち、
第一陣収穫の子たちは皆よく太り、ツヤツヤとして見目麗しい。
描きたいものの旬は いつもあっという間に過ぎ去ってしまう。
急がねば。

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# by ai-pittura | 2015-08-26 21:46 | 仰木の暮らし | Trackback | Comments(0)
2015年 08月 26日

五島列島〜4

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五島を発つ最後の日は快晴だった。
レンタカーを返却し、瑠璃色に輝く海沿いを岬の先端近くまで歩く。
このあたりは矢堅目という地名で、突端の三角の大岩はかつて五島列島西方海上航路の目標となった。
そのため、侵入してくる外敵を防ぐため矢(守備兵)で堅めたという。

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階段をのぼり、大岩を眺める公園につくと突然視界がひらけ、
海から巻き上げられた風に強く身体を押された。
見る間に服が帆のように波うち、煽られた髪の毛が顔を叩く。
目をつぶると どこまでも飛んでいけそうな気持ち。
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一個人が抗いようのないもの(それは戦争であったり自然現象であったり)に対峙してきた人々のこと、
そして時代が過ぎ去り、また移り変わってゆく意識のことを
旅のなかで考えるともなく考えていた。
それは、いい悪いということではなく。


目の前に無窮の海がひろがっていた。
じっと見ていると太古の息づかいが聞こえてくるようだった。
大陸からこのちいさな島へ渡来してきた私たちの遠い祖先のこと。
この風景はその人たちが見ていたものとさして変わらないのではないだろうか。


見上げると数えきれない赤トンボが上空を舞っていた。

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# by ai-pittura | 2015-08-26 21:21 | | Trackback | Comments(2)
2015年 08月 25日

五島列島〜3

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自然豊かと言えば聞こえいいけれど、島の自然は野性的で荒々しく、厳しい。
内部は山がちで田畑などはほとんど無く、
人が足を踏み入れていない山々を縫うように高低差の激しい道がどこまでもつづく。
植生は椿などの照葉樹林帯が目立ち、かつて渡来した縄文人のことに思いを馳せた。
むせ返るような緑にはさまれた、ほとんど風景の変わらない道をただただ走り
ようやく中通島の東端に辿りついた時は何かほっとしたような思いだった。

橋を渡り、海を見晴るかす場所に頭ヶ島天主堂が突然あらわれた。
日本には珍しい石組みのうつくしい教会。
教会の前には、青い海を背負うようにキリシタン墓地があり、
あるものは角がとれ、あるものはひび割れた石の十字架は
それぞれにふかく刻まれた皺をもつ人々の顔のようだった。


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ササユリが、切り立った海食崖の上の斜面のあちらこちらで満開を迎えていた。
その際立った白さが、教会を縁取るように心にのこっている。


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浜串、希望の聖母像

滞在中、五島列島50年に一度とも言われる大雨に見舞われた。
船は欠航となり、海水浴場も遊泳禁止、
岩壁に激しく波しぶきが打ちつけられ、思わずあとずさりする。
浜串の教会で、その日、守をしていたおばあさんと長くお話した。
繰り返されたキリシタン弾圧、この土地のもつ痛みや安らぎは
ひとりの人のささやかな日常のお話を通して、
はじめて実感を伴い、内側へ浸透していくような気がした。

この場所はおばあさんがこの島で一番好きだと言った場所。


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# by ai-pittura | 2015-08-25 18:34 | | Trackback | Comments(4)
2015年 08月 25日

五島列島〜2

中通島、蛤浜へ。

遠浅の浜に、無数の小さな丸い砂玉が敷きつめられている。
もしかして、もしかして!とはやる気持ちを押さえながらのぞきこむと、
やっぱりそうだ。
コメツキガニ!
この砂団子はコメツキガニが砂をすくって口に当て、
プランクトンや有機物を吸いながら器用にまるめて下に落としていく、食事跡のようなものなのだが
なんとまあ見事なこと。

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砂のうえを歩いていると振動を感知して、皆すばやく隠れてしまうけれど、
じっと座って身動きせずに10分くらい待っていると
お、出てきた出てきた・・!
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写真中右下の穴の左上にもカニが写っている。すばらしい保護色。



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こちらはマメコブシガニ。コメツキガニと違ってなんともどんくさく、
すぐにつかまえられる。
横歩きではなく前に歩くカニで、砂に潜っていく様子も手際の悪さが愛らしい。

海の浅瀬にはたくさんのハゼやムツゴロウ?のような生き物達。
少し深いところにはクサフグの群れ。
岩場を求めて少し沖までいくと小さな黄色いフグやオコゼ(背びれに強い毒あり)、
黒や水色の魚の群れ。
そんなに遠くまで行かないでください!もっと手前で!とカヤックの監視員さんに怒られながらも
エイにも会えて嬉しかった海の一日。
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”水中で撮れるインスタントカメラ”なるものを見つけて
撮ってみたところ、やや不鮮明ではあるけれど、五島の海がそのなかに広がっていた。

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# by ai-pittura | 2015-08-25 14:30 | | Trackback | Comments(0)
2015年 08月 16日

五島列島〜1

島内に29もの教会が点在している中通島へ渡る。



堂内へ
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# by ai-pittura | 2015-08-16 18:09 | | Trackback | Comments(0)