ふりつもる線

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2013年 10月 31日

金の猫

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左の方から、海をすべるように金色の猫が目の前にあらわれた。

銀灰色の海にたくさんの帆船や透明な何かが行き交っている。
後になって思えば、それは栄華を極めたころのヴェネツィアのラグーナのようだった。
(あくまで私のなかのイメージの。)
私たちも小さな舟に乗っていて、その往来を見ていたときだった。

とても大きな猫で、体長は3mくらいあり、
首から上と背中が海上に出ていたが毛は短く金色でツヤツヤと光っていた。
顔はエジプトのバステトのように気品があった。
海面の下の四肢は見えなかったけれど、足はなくて、箱のような身体なんだろうと思った。
すると、猫はそれを見透かしたように、すこし振り返って言った。

ウミノ ヒツギ

ー海の棺
その声はおごそかでとても静かだったけれど、
心臓をやわらかくつかむように、とても近くで聴こえた。

懐かしいものに触れられそうで触れられない、不思議な感覚だった。

その後、銀の駱駝や、みんながカラスと呼んでいる大きな梟のような海鳥にも出逢い、
海鳥が大きくはばたいたところで目が覚めた。

とても不思議な夢だった。
目が覚めてからも、美しい響きだけが 長く胸に残っていた。
海の棺って、なんだろうな。
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by ai-pittura | 2013-10-31 00:15 | 仰木の暮らし | Trackback | Comments(2)
2013年 10月 19日

Viaggio

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イタリア旅の記はこちらにてゆっくり更新中。
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by ai-pittura | 2013-10-19 17:06 | お知らせ | Trackback | Comments(2)
2013年 10月 17日

帰国

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イタリアより無事帰国しました。
帰りはヴェネツィア→アムステルダム乗り継ぎで関空に帰ってくる予定が、
搭乗予定のヴェネツィア→アムステルダム便が飛行機会社の貨物の都合?により突然変更となり、
一便遅れたことで、関空行きに乗り継ぐことができないという事態に。
カウンターでドタバタとやりとりを重ね、なんとか成田行きの便に乗り、8時間遅れで関空に帰ってきました。

イタリアの旅はほんとうに濃密な時間で、毎日20000歩以上歩き回り、多くの感動をもらい、
美味しい食事とワインに酔いしれました。
ああ、本当にすばらしかった。
また少しずつ旅日記書きます。
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by ai-pittura | 2013-10-17 14:39 | お知らせ | Trackback | Comments(4)
2013年 10月 01日

中之条/四万温泉

金沢個展の少し前のこと 中之条ビエンナーレへ。
夜行バスで早朝前橋に着き、そこから吾妻線で中之条へ。
夕方の待ち合わせまで時間があったので、バスに揺られてIさんが薦めてくださった四万温泉へ。
この夏は通信のお仕事や、個展準備でずっとバタバタしてしまい、
かなり煮詰まっていたので久しぶりの一人旅に、なんだかつかえていたものがすうーっと降りてゆく。

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気の向くままに四万温泉付近の山に登ってみる。
低い山だったけれど、これがかなり手強く、地面はズルズル薮漕ぎ状態、
這々の体で降りてきて町営の外湯に逃げ込む。
このところ全然動かしていないせいで身体が強張っている。
急斜面ではやはり膝の痛みが出てしまう。
登山ってやっぱりしんどいなあと思い返しながらも、
目の前の一歩一歩をしっかり踏みしめて歩いていけば、必ずしんどさとか辛さは
それだけではないものに変わっていくことを身体に刻まれて、単純さに救われ、納得する。
それにしてもお風呂は気持ちいい。
四万温泉 なんてよい町。

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バスの本数が無く、帰りはヒッチハイクで中之条の町へ。
富岡のおばさま、本当にありがとうございました。車内でのお話も楽しかった。
30過ぎて未だに大学生に見られてしまう、私、少々悲し。

中之条ビエンナーレ
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by ai-pittura | 2013-10-01 16:51 | | Trackback | Comments(0)
2013年 10月 01日

お礼と近況

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ガレリアポンテでの個展が無事終わりました。
初日、二日目しか在廊できなかったので、その後は今どうなってるかなあ、
来てくださっている方とお話したいなあと色々考えながらなんとなく落ち着かぬ日々でした。
お越しいただいた皆様、遠くから応援してくださった皆様、
本当にありがとうございました。
今回の個展では3年前に制作した銅版画も出品していたので、
ここ数年、段々と穏やかになっていることや色が出てきたこと、
自分の変化なども思っていた以上に実感し、多く考えさせられることがありました。
ここで今一度しっかり気を引き締め、じっと眼を凝らさなくてはと思っています。
さて、そのためにはどうしていくか、
素材を変える、しばらくドローイングばかりする、、、ふーむ、どうしようか、
失敗や実験重視型スケジュール管理含め来年のこともいろいろ考えなくてはなりません。

その前にまずは10月の上旬〜少しだけイタリアへ。
今回は短い旅なのでヴェネツィア拠点で。
IMAGO MUNDIとビエンナーレ、そしてリミニのピエロ・デラ・フランチェスカや
ウルビーノのラファエロを見にゆくこと、町のスケッチ、額の仕入れなどが目的です。
4年ぶりのイタリア、まだ全然実感がありませんが楽しみです。

そして11月末には、東京青山の白白庵にて主人と二人展を予定しています。
イタリアから帰ってきたらほとんど日がありませんが、
いい風吹き込んだ作品を展示できるようぎりぎりまで頑張ります。
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by ai-pittura | 2013-10-01 15:28 | Trackback | Comments(0)