ふりつもる線

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2013年 02月 25日

雪山行

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三月、歩歩琳堂での個展案内状データの入稿完了。
今回はゆいが案内状のレイアウトデザインを担当してくれた。
仕上げ、撮影、タイトル考、何もかもギリギリでバタバタしている私の横で
何度も微調整を重ね、細かいところまで気遣ってくれたゆいには本当に感謝。
現在、印刷待ち、
皆様には3月初旬に発送させていただけたらと思っています。


一区切りついて奈良と三重の県境、高見山へ。
初めて履いたアイゼンは、本当に足から爪が生えたようで、熊や鷹になったような心持ちがする。
ずるずる滑りそうな急斜面でも、地面が足にくっついてくるようだ。

雪山の静けさ、厳しさ、うつくしさ、樹氷の不思議な造形。
頂に差しかかるにつれ、強風で前をまともに見られない。
樹氷の欠片が吹雪となって顔をたたく。
不思議だけれど、山の中で人間の命の脆さを感じると同時に、
自分のなかにも山のような自然があることを確認して胸がいっぱいになる瞬間がある。

この日は村田さんが途中でツェルトを張ってくださり、こんな風景を背に、
中でほくほくとうどん鍋。
外はヒューヒューと凍りそうな風、足先は痛いほど冷たいけれど、
臓腑にしみわたっていく出汁の味と、ツェルトに立ちこめた湯気のあたたかさが忘れられない。
村田さん、本当にありがとうございました!

歩歩琳堂の個展は3月23日から4月5日です。
あと3週間ちょっとで搬入!
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by ai-pittura | 2013-02-25 12:27 | 山へ | Trackback | Comments(0)
2013年 02月 15日

匠と侍@阪急うめだ本店のお知らせ

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KEIGO ISHIBASHI presents
"Japanese Most Valuable Contemporary Contents"
現代の工芸と美術の新進気鋭作家展

「匠と侍」(たくみとさむらい)

2013年2月27日(水)~3月5日(火)

阪急うめだ本店 9階 アートステージ
日~木曜日 午前10時 - 午後8時 / 金・土曜日 午前10時 - 午後9時 ※催し最終日は午後 6 時終了

主人(稲富淳輔)が参加させていただきます。
新しくなった阪急、空間が開けていてとても見やすく、面白いお店もたくさん入っていました。
是非お越し下さい。

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by ai-pittura | 2013-02-15 10:54 | お知らせ | Trackback | Comments(0)
2013年 02月 10日

制作

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途中経過の写真をふりかえる。
いろんな顔があったなあ。
この顔もつくりかえてしまって もうない。
つくることではなく、
つくらないことを学ばなければと。
手を加えるのではなくて、
手をそえるような
つくりかたができたなら、
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by ai-pittura | 2013-02-10 00:58 | 陶彫 | Trackback | Comments(0)
2013年 02月 09日

一月、土

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そういえばブログを更新するという頭がすっかりなくなっていた。
この一ヶ月は彫塑に没頭。
絵では麻痺してしまっている部分、平面では通り過ぎることができても立体では決して曖昧にできない部分を
いやというほど突きつけられる。
今回は土も新たなものに変え、はじめは四苦八苦するも、
小さなものを遊びつくり、少しずつ土が身体に馴染みはじめたころ、
感覚もゆるやかに変化しはじめる。

ほぼ実物大の頭部にも取り組んだ。
人の顔がたちあがっていく過程は、絵のそれ以上にもっと、何かが人になっていくという過程を想起させる。
人とは一体なんなのだろうか。
適当に起伏をつけただけの土塊からふいに人間の佇まいが流れ、どきっとした瞬間があった。
顔の表情を丁寧につくりこんだ瞬間、命の気配がさっと消え、ただ冷たい物質に変わった瞬間があった。
また、土そのものもいきいきと呼吸する瞬間があり、はっきりと光をうしない、死ぬことを教えられた。
拙い試行錯誤は一応の結着を迎えたが、ゆっくりと乾燥の後、無事に窯から出てくるまでは
まだまだどうなることかわからない。

とても有意義な時間だった。
人間のことを、改めて考えている。
まだもっともっとやることがある。
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by ai-pittura | 2013-02-09 22:00 | 陶彫 | Trackback | Comments(0)