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2011年 05月 27日

おばあちゃんの試行

b0080173_20533841.jpgb0080173_2053302.jpgb0080173_20532077.jpgb0080173_20534991.jpg
春子おばあちゃんの水彩。
デッサンをはじめてから試行を重ね、いつのまにか画帳も7冊目くらいになっただろうか。
大好きなモディリアーニを模写することも多く、それでもやはりおばあちゃんらしい絵になるなあと思う。
色をつける前にいつも、そうねえ、顔はオレンジがいいかしら、服はグリーンね、といろいろ考えている。
冬はすこし元気がない日がつづいたが、最近おばあちゃんはとても調子がいい。
目をつぶっても、絵のことを考えはじめたら眠れないらしい。
ギネスブックにのるくらい長生きしたいの、と。
日々変化しつづける97歳。

きょうこそ真実に一歩近づくことができるだろう

試みること それがすべてだ

家への帰り路、白い霞のベールを纏う圧倒的な山々を横目に私は
ジャコメッティが遺したいくつかのことばを断片的に思い出していた。
未知のこと、それは底に埋もれた既知のことを掘り探っていくことでもあって。
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by ai-pittura | 2011-05-27 21:22 | 春子おばあちゃん | Trackback | Comments(4)
2011年 05月 27日

最近のこと

アートフェア京都、盛況にての閉幕、出品の機会をくださったKさま、ワンピース倶楽部、neutronの皆様、
ありがとうございました。
引っ越してから、山、湖や棚田、草木花、猫やいろんな生き物たちとの関わりが
もたらしてくれるものを感じる日々のなか、展覧会に足を運ぶことが少なくなり
アートフェア京都を訪れた日は、いくつかの展覧会をまわり、久しぶりにたくさんの作品に触れる。
残ったもの、太田三郎さんの種子の作品、そしてneutronでの西川茂展。
西川さんの絵を見ていて、アラスカの風景が脳裏をかすめた。
アラスカに行ったことはない。それは星野道夫さんの本を読んで思い描いたアラスカの風景だった。
会場で西川さんとお会いでき、聞いてみると星野道夫さんが好きで、
アラスカがとても行ってみたい場所だとのこと。不思議。
西川さんの絵は、暮らしや歩いてきた風景を感じさせてくれる絵だった。

今後のこともすこしずつ動き出している。
11月に阿蘇で銅版画展、神戸、歩歩琳堂で個展をさせていただく予定。
神戸で見ていただいてご縁があった阿蘇のギャラリーは山(森?)のなかのちいさなギャラリー。
はじめての九州、知っている人のいない場所、たのしみです。
10月にはグループ展Genに参加する。
会議を重ねながらグループ展での関わりについていろいろと考えさせられている。
これまでも何度も考えさせられてきたが、問いがのこりつづけるなかで
こうして考えさせられることに意味があるのだろうと思う。
今回、新たな提案をいただけた場にて
先生、学生、先輩、後輩関係なくそれぞれが自身の足元をぐっと見つめられたらと思う。
さてどうなるか。
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by ai-pittura | 2011-05-27 00:19 | | Trackback | Comments(0)
2011年 05月 18日

チコバン

b0080173_23342314.jpgうららかな午後。
外でお世話しているネコ達がアトリエのまわりで
過ごす時間がぐんと長くなる。
左をチコ、右をコバンと呼んでいる。
白とサバトラ、模様は違うけど入っている色は同じ、
きっと兄弟だ。

チコは本当に甘えたで好奇心旺盛、
百の声を使い分けるネコ。
頭の後ろを掻いてもらうのが大好き。
最近はアトリエにもずんずん入ってきて
頭掻いてよと絵のうえに乗ろうとする。

b0080173_2334327.jpgコバンは正反対。
右目だけがブルーで少し変形している。
きっと右目は見えないのだと思う。
臆病者で警戒心が強く
人にさわらせない。
ごはんはいつもチコが先に思いっきり食べる。
コバンはちょっと離れたところで見ていて
途中からおずおずと入り
残りものを少しだけ食べる。
体もチコよりひとまわり小さい。
チコがビャアと大きく鳴くと遠くでミャアと聞こえて
コバンがすっとんでくる。
ふたりは大体一緒にいる。
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by ai-pittura | 2011-05-18 23:51 | 仰木の暮らし | Trackback | Comments(7)
2011年 05月 15日

うつわたち

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neutron東京での稲富淳輔展 ”月よむ花”はおかげさまで本日無事終了いたしました。
お越し下さった皆様、本当にありがとうございました。
主人の個展、次回は神戸のギャラリー歩歩琳堂にて秋頃を予定しているとのことです。
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by ai-pittura | 2011-05-15 23:50 | 展覧会 | Trackback | Comments(0)
2011年 05月 15日

アートフェア京都2011

b0080173_23204742.jpgアートフェア京都2011
【 開催期日 】 
2011年5月20日(金)・21日(土)・22日(日)
時間 / 11:00~19:00
【 開催場所 】 
ホテルモントレ京都 4 階・5 階フロア
〒604-8161 京都市中京区烏丸通三条下ル饅頭屋町604
【 入場料等 】 
三日間通し券 2,000円
(デポジットとして会場内で作品を購入された場合、その購入代金から2,000円を差し引く)
※適用されるお買い物額は5,000円から
【 主  催 】 
京都アートフェア実行委員会
代 表 : 石橋 圭吾(neutron)
委 員 : 井村 優三(imura art gallery), 森 裕一(mori yu gallery)
プレス担当 : 平昌子(TAIRA MASAKO PRESS OFFICE)
広報デザイン : 外山央(intext)
ホームページ : DIGITAL UNDERGROUND
【 お問合せ 】 
メール : info@artfairkyoto.com
お電話 : 075-211-4588 (neutron京都内)




502号室のワンピース倶楽部さんのブースにて、
私の作品も展示していただけることになりました。
ここでは会員様がこれまでにお買い上げになられた作品が展示され、
またその作品と同じ作家さんの別の作品も販売されるとのことです。
お立ち寄りいただけましたらありがたく存じます。


※ワンピース倶楽部とは、現代アートマーケット拡大のため、楽しみながら、
最低一年に一作品(ワンピース)を購入することを決意したアートを愛する人達の集まりです。
(ワンピース倶楽部HPより)
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by ai-pittura | 2011-05-15 23:38 | お知らせ | Trackback | Comments(0)
2011年 05月 15日

銅版画×軸装

b0080173_2321816.jpg7月に参加するグループ展、日本画の試み×表具師栗山知浩氏の打ち合わせ。
日本画の試みということだが私は銅版画の軸装を試みる。
まずは色のイメージを伝え、持ってきていただいた裂地(写真はほんの一部)
のなかから合うものを選んでいく。
軸装といってもそのスタイルは様々で(参考)選ぶのが大変、
私は版画が一版のシンプルなものなので、
一文字も風袋もなしの一番あっさりしたものにしたが、
柱や本紙の上下の長さ、比率まで全部決めるのでイメージするのが結構難しい。
今日、打ち合わせに作品を持ちよったメンバーは8人だったが、
それぞれ全然違った軸装になりそうだ。
この栗山知浩さん、
普段はご住職でもあるのだが、生地にかなりこだわりを持っておられるので
7月の出来上がりがかなり楽しみだ。
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by ai-pittura | 2011-05-15 23:15 | 版画 | Trackback | Comments(0)
2011年 05月 06日

小さきものたち

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田に水が入る頃、新緑がぐいぐい芽吹き、あらゆる生き物たちが活発に動きはじめている。
田んぼは蛙の大合唱で、夜の道路には飛び出してきたトノサマガエルがヘッドライトに照らされ、
轢きやしないかとヒヤヒヤの運転。
用水路ではサワガニの一族がぷくぷくとちいさな泡を吹き、
ツバメは巣作りの場所探しに忙しく、ウグイスが一段と上手くなった歌声を披露する。
かわいいものばかりではない、ムカデが立て続けに2匹出た。
靴を履く前にはムカデがひそんでいないか確認した方がよいかもしれない。
一雨ごとに草花の生長は著しく、あっという間に庭と畑を飲みこまんばかりの勢いに
せっせと雑草抜きをするもなかなか追いつかない日々。
そのなかで私はただの一粒の人間。
ここに来て、そして震災のことを受け、たしかに変化しているのは
あらゆるものがそれを取り巻く空間のなかに存在している、ということを強く感じるようになったこと。
あたりまえなのだけれど。
今までは、〝もの(こと)〟の放つ空気感やそこからにじみでるものに惹かれていた。
最近は、空間、場のなかにある〝もの〟、〝もの〟を取り巻いている世界が気になっている。
絵を描く意識が変化してきている。
実は、前者も後者も同じこと。
しかしその意識を両眼にもつことはなんと難しいことなのだろうか。

写真左:サワガニに初めて出会ったタガネ
写真右:ニホンヤモリ。この後タガネに襲われたが尻尾を自切して見事逃げのびた。
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by ai-pittura | 2011-05-06 22:33 | 仰木の暮らし | Trackback | Comments(8)
2011年 05月 05日

月よむ花

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稲富淳輔展 "月よむ花"もそろそろ折り返しとなりました。
また上京して主人は最終日あたり在廊とのことです。
写真はneutron2Fにて展示中の、使うこともできるうつわたち。
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by ai-pittura | 2011-05-05 16:20 | 展覧会 | Trackback | Comments(0)
2011年 05月 05日

泥田祭

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田植えも少しずつ始まり、
棚田にたたえられた水がうつくしく反射する5月3日、私たちの住んでいる仰木の泥田祭が行われた。
泥田祭は棚田の鎮守様、小椋神社のお祭りで千年前から続いている由緒あるものだそう。
お隣さんからつきたてのよもぎあんころ、紫芋まんをいただく。
東京からは大学院時代の友人、陽ちゃんも遊びにきてくれた。
いつもは人もまばらな本通には人がたくさん詰めかけ、あちらこちらで歓声をあげる子供らの数に驚く。
お祭りは長い待ち時間があったり、かなりゆったりしたムードの中進んでいったが
最後、流鏑馬の馬が目の前でターンし、アスファルトに火花が散らしながら直線を駆け出す様子は
迫力満点で、すばらしかった。
しめくくりは竹に松明が灯され、御神輿を神社まで送ってゆく。
松明のはぜる音と火のうつくしさがゆっくり刻まれて、ずっと見ていたくなるような火。
夜は久しぶりのお酒、お土産にもらった京都の原酒をいただく。
以前住んでいた住所にほど近いところでこんな美味しいお酒がつくられていたとはつゆ知らず。
長く京都に住んでいたけれど、まだまだ知らないことはたくさんあるのだなあ。

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by ai-pittura | 2011-05-05 15:32 | 仰木の暮らし | Trackback | Comments(0)