ふりつもる線

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2010年 05月 30日

足音

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先ほど春子おばあちゃんの個展をつつがなく終えることができました。
ブログを見て来て下さった方やいろんな方に見ていただけたことは
本当にありがたく、うれしかったです。
ブログにて宣伝してくださった加藤わこさんをはじめ、
皆様ありがとうございました。
明日からもおばあちゃんは少しずつ絵を描いていきます。
またお披露目できる機会がありますように。
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by ai-pittura | 2010-05-30 18:46 | 春子おばあちゃん | Trackback | Comments(4)
2010年 05月 26日

まっくろが来た日

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身辺の大きな変化がつづく。
滋賀の物件を格安にて紹介していただく。
昨夜は主人が、殺処分される仔猫の一匹を家に連れてかえってきた。
大学で産まれ、母親とはぐれたのか捨てられたのか、兄弟たちと壁のなかにいたらしい。
しばらく大学にかくまってくれていた人がいたものの、引き取り手のない子はどうしようもないと。
黒のチビが縁あって我が家に来た。
獣医さんによると生後一ヶ月弱の女の子。ふわふわのやわらかい毛とブルーグレーの瞳。
一晩でジュンにも私にもすぐ慣れた。
少し移動するだけで走って追いかけてくる。好奇心旺盛。臆するところがあまりない。
引き取る前はぐったりしていたらしいけれど家に来てすごく元気になった。
小さいけれど歯も爪も鋭くて強い。
じゃれて甘噛みしているつもりでもかなり痛い。
あっという間に手には歯形と爪のひっかき傷。まるでニードルのような線。
“タガネ”と名付ける。
甘えるときはミー、ニャー、ニョー、私たちを呼ぶときはビャービャーびっくりするほど大きな声で鳴く。
顔だけ見ていると小熊、アイアイ、ミミズクにも似ているなあと思ったり。
一日目にしてトイレを覚えてくれた。なかなか賢い。
よく食べてニャーニャー言いながらウンチ。
ガシガシ肩にのぼって、本棚の隙間に入り込んで、部屋中走り回って、こてんと膝の上で眠る。
夜はダンボールに入れて寝かせようと思ったけれど、大声で鳴き叫ぶわ、水のカップをひっくり返すわのご乱心。
結局、腕のなかにもぐりこませて落ち着かせるも、こちらは踏みつぶすかヒヤヒヤで眠れない。
数時間おきに、顔の上を歩かれ、舐められ、ウエアー、ビャーと呼ばれ、長い夜が明ける。
まだまだお母さんが必要でいちばん甘えたい時。
たくさん一緒にいることと放っておくこと、バランスを考えないとね。
現在、姫さまは膝の間でお昼寝中。今夜は暴挙なしでできれば静かにねておくれ。

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by ai-pittura | 2010-05-26 13:25 | たがねとめめ | Trackback | Comments(6)
2010年 05月 24日

”百年の足音”明日から!

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午前中は大雨、今日はprinzにて春子おばあちゃんの個展、”百年の足音”の搬入をしてきた。
全部で58点のドローイングたち。
一年と四ヶ月分のおばあちゃんの軌跡がみえる、本当によい展示ができた。
体調がわるくてしんどい日、眼の焦点があわず苛立つ日、どうにもこうにもわからなくなり描けない日、
ふっとすらすら描けた日、色をつかう楽しさに目覚めた日、顔をはじめて描いた日、
見るということについておばあちゃんが気づいたことをたくさん話してくれた日、
モディリアーニやラファエロが大好きで模写した日々、
並んだ作品を前にいろんなことを思い出す。
おばあちゃん、絵がたまっていったら春に展覧会をしよう。
そう投げかけていつしか展覧会がおばあちゃんの夢になったけれども
年齢やリュウマチ、薬の副作用のなかで果たしてそれが実現可能なのかは未知数だった。
最後のほうは調子が悪く、家族の皆も心配していたなか、とうとう春子おばあちゃんはやり遂げた。
おばあちゃんの忍耐強さと静かな歩みに、心から大きな拍手を贈ります。

ギャラリーは造形大近く、お庭はバラが満開です。どうぞご高覧下さい!

展示風景
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by ai-pittura | 2010-05-24 20:53 | 春子おばあちゃん | Trackback | Comments(8)
2010年 05月 22日

田中泯さん

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神戸、須磨寺にて行われた田中泯さんの場踊りを見に行ってきた。
瞼を閉じればいまも泯さんが舞っている。
手と足が大きい。思っていたよりも背が高い。
何かが身体から迸っている。渦巻きのようにリズミカルな波を持って、弧を描いている。
しかしそこには耳が痛くなるような静けさもあって。
場を踊るということ、それは己をみること、
自分がここにいるということと、とりまく場があるということはすなわち同じだ。
場踊りはきっと全身全霊でいまおかれている場を知るということなんだと、私にはそう感じた。
空をあおぐ、石の道に跳ねる、木に顔を埋める、砂で顔をあらう、場を受け入れ
意識から深く潜って身体がしるところを信じること。感じることを確かめ、すすむ。
泯さんのなかの宇宙が樹の枝のように広がってその傘の下に私たちはいた。
身体と、感覚というものをもらって自分がここに存在していることの意味を問いかけられる。
それはまた点をつないで線にしていくことなのだろうと。
私たちは皆、場踊りをしているんだなあ。
泯さん、ありがとう。
必ずまた泯さんの舞いを見にゆく。

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踊る直前の泯さん。踊りのなかではとってもチャーミングな一面も。
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by ai-pittura | 2010-05-22 23:59 | 人間 | Trackback | Comments(2)
2010年 05月 22日

夜長

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個展中はいつもよく眠れない。
多くの人と話したことを通して見える自分のことをぐるぐるぐるぐる反芻している。
時に言葉にしすぎている自分の発言をふりかえっている。
昨日は仕事のあとただベランダでゆったり空を眺めながら静かな時間をもっていた。
今日はこれから菅原健彦展と久野隆史展、どちらも恩師です。
そしてそのあとは田中泯さんの独舞を見に、須磨にゆく。

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by ai-pittura | 2010-05-22 10:08 | | Trackback | Comments(4)
2010年 05月 21日

東京個展と熱い夜

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東京、ニュートロンでの個展が19日、無事スタートしました。
初日、二日目と在廊中たくさんの人に見ていただくことができました。
ブログを見て、来て下さった方々もいらっしゃり、とても嬉しかったです。
展示風景の一部。


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『白い水平線』4号F

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左『白韻一行』120号
右『内側の他者』連作の一部 10号P


雨のなか、初日のオープニングパーティーにもお越し下さった皆様、夜のお酒にもお付き合いくださった皆様、
オープニングを支えて下さった素敵なスタッフの皆様、本当に本当にありがとうございました。
オープニングの最後にはなんと、忙しい中駆けつけてくれた、私の大好きな音楽家、
松倉如子さんと渡辺勝さんが歌ってくれたのでした!

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いつも如子さんと勝さんの歌を聴いて絵を描いているのです。
心からうれしかった。声に、旋律に、その間と向こう岸に、確かな手ざわりがそこにはあるのです。
本当にありがとう。


b0080173_1523484.jpgそんな彼らの渾身のライブが今度吉祥寺であります。
とってもオススメです。是非足をお運び下さい。

●6/2 (水)【吉祥寺 武蔵野公会堂
「松倉如子、渾身の企画 第一回 300人の投げ銭 生音ワンマンライブ!」

開場 19:00 開演  20:00 終演 21:00 
料金:投げ銭制です。
出演:松倉如子(歌)渡辺勝(演奏)
    田沢千草(絵・舞台美術)



※前売り予約はございません。自由席です(定員350名)1時間の公演です。
※来場いただいた人へ小さなプレゼントがあります。





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昨日発売『美術の窓』6月号新人大図鑑にて
練馬区立美術館の野地耕一郎さんが推薦して下さり、身に余る文章をいただきました。
書店などで見かけられた折には読んでいただけるとうれしいです。(p.52)
改めて、ただただこれからも地道に求める道を歩もうと思いました。

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山本冬彦さん松倉如子さん近藤佑子さん芦田陽介さん内山裕崇さん渡邊榮一さん大久保利香さん
個展のことを書いて下さっている皆様ありがとうございます。
個展はまだまだつづきます。3階の谷口晋也さんの水琴窟と土瓶、素敵です!どうぞご高覧ください。
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by ai-pittura | 2010-05-21 15:38 | 展覧会 | Trackback | Comments(6)
2010年 05月 13日

もうすぐ個展

b0080173_15254740.jpgあと少しで搬入です。
東京では初めての個展となるため、ここ数年の流れを見せながら
自己紹介のような展示ということで、出したい作品はいろいろあるものの
neutronの石橋さんと相談しながらセレクト。
○1F main gallery
ガソリン展の大作『修理工』
『土の牛』
日本画新展の『雲下の素描』や
楮紙、バナナの皮を漉いた紙に描いた12人の顔ドローイング(写真)
を含むSM、4〜10号の新作たち
○吹き抜け
5年前の豊橋トリエンナーレの『傷と』
思えばじいじいを描き続けるきっかけとなった作品でした。
○2F
じいじいをモデルとして4年間描き続けた老人のシリーズを区切りとした、
neutron京都での個展〈内側の他者〉の小再現を試みます。
あとは小品やミニの銅版画など。


5、6年前の作品も含まれているので、今改めて並べるとどんな風に見えるのか私自身楽しみです。
どの作品も、その時その時の自分ができたことすべて。
それを真摯に辿りながら
真ん中にある変わらぬものに今後も向かいたい。

個展初日と20日の17時頃まで会場にいます。
6月の5、6日もできるかぎり在廊したいと思っていますので皆様どうぞお越し下さい。
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by ai-pittura | 2010-05-13 16:08 | | Trackback | Comments(5)
2010年 05月 03日

春子おばあちゃんの個展

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天野春子個展 ”百年の足音”

2010年5月25日(火)〜30日(日)
11:00〜19:00(最終日は17:00まで)
ギャラリーprinz
〒606-8242
京都府京都市左京区田中高原町5(京都造形芸術大学近く)
075-712-3900


縁あって約一年半前から関わらせてもらっている96歳の春子おばあちゃんが
小さな個展をすることになりました。
活発で昔はバリバリ仕事もしていたおばあちゃん、ここ数年はベッドで過ごす時間も多くなり、
元気が無いのを心配した家族がおばあちゃんに絵をすすめたことがきっかけで、
私とおばあちゃんは出会いました。
それから一週間に一回、おばあちゃんの家で一緒に絵を描いたり、
調子のわるい時は鉛筆をおき、絵のことを話したり描けないことを紐解いてゆく時間をもってきました。
今まで絵を描いたことがなかったなかで、初めは戸惑い、
動きにくいリュウマチの手や焦点が定まりにくい眼に不自由しながらも、
すこしずつ歩み、希望を見出していったおばあちゃんの一年半の素描のなかから、
手のシリーズやを顔のシリーズを展示します。
評価や技術云々ではなく、おばあちゃんがただ切実に絵を通して自分の年輪と向き合い続けたことは
私にとっても大きく、意味あることでした。

おばあちゃんの夢だった個展、どうぞ見にきてください。
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by ai-pittura | 2010-05-03 14:23 | お知らせ | Trackback | Comments(8)
2010年 05月 03日

月よむ骨

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あっという間に5月。
毎月そんなこと言っているけど本当に時のはやさに驚きます。
先月末、主人の個展が終わりました。
見に来て下さった皆様、応援して下さっている皆様、本当にありがとうございました。

今回の個展では彼自身たくさん思うところがあったようで、個展が終わってから夫婦でいろいろ話しています。
私もそれを受けて、改めて確認させてもらえることがすごくあり、
彼にとっては特に様々なことを選択していくなかで大事な個展になったのではと思います。

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奥村くみさんのブログアートのある暮らし allier styleにて写真をたくさん載せていただき、ありがとうございます。
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by ai-pittura | 2010-05-03 13:42 | 展覧会 | Trackback | Comments(2)