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2008年 12月 31日

2008年

もうすぐ2008年も終わりを迎える。
発表の機会にありがたく恵まれ、夢中で制作した一年間。
今年は自分が絵を描くなかで、本当にたくさんの人と出会え、
深い関係を築きはじめることもできた、忘れ得ぬ年になった。
なかでも歩歩琳堂とニュートロンでの個展はとても意義深いものでした。
いつまでもこの気持ちを忘れたくない。
ほんとにありがとう2008年。

2008年の発表

個展
3月 神戸、ギャラリー歩歩琳堂にて個展 忠田愛展
11月 京都、ギャラリーneutronにて個展 『内側の他者』
12月 神戸、ギャラリー歩歩琳堂にて 臨時展 忠田愛展

グループ展
1月 東京・京橋、アートスペース羅針盤にて2008 羅針盤セレクションー日本画6人展ー様々な日本画vol.2
10月 京都府立文化芸術会館にて画心展京都
11月 東京・銀座洋協ホールにて画心展東京

LIVE
7月20日 鎌倉、ギャラリージャック&豆の木にてLive Drawing忠田愛 +Poetry reading高橋利哉


関わってくれたすべての人に、そしてブログを読んでくださっている方々に感謝しています。
ありがとうございました。
来年もまたよろしくお願いいたします。
どうぞ皆様、お風邪など召されませんよう、よいお年をお迎えください。
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by ai-pittura | 2008-12-31 21:34 | | Trackback | Comments(2)
2008年 12月 30日

臨時展を終えて

昨日、ギャラリー歩歩琳堂での臨時展を無事終えました。
ニュートロンでの展示は13点を連作としてひとつの塊で見せ、
また自然光に近いかなり明るいライティングにしたのに対して
歩歩琳堂では一点一点独立したものとしてスポットライトでの展示になりました。
しかもギャラリーの方でほとんどの額を用意してくださり、(本当にありがとうございました)
額に入れるとまた全然変わる見え方に驚きました。
ほんと同じ絵でも印象がかなり変わる。
それはいいとか悪いとかいう問題ではなく
自分の意図など絶対的なものでないということ、その振幅のなかで
私自身が絵を通して自分の知らない自分に出会えて嬉しかったのです。
期間中は半分くらいしか在廊できなかったものの、
年末の慌しいなか、いろんな人が来てくださって楽しい再会の連続でした。
3月の個展から進んだねと言ってくれた人も多く、
もし本当にそうならすごく嬉しいことです。
ぶれない芯は持ちながら、これからも日々、変わり続けていきたいです。
展覧会中はいろんなことがあり、久しぶりに苦しみにもぶつかったけれど
そこからまた新しく得たものが確かにあって今は清々しい気持ちでいます。
でも展覧会が終わった直後のぽっかり穴が空いたような淋しさはどうにも苦手です。

さてさて、あっという間に明日は大晦日。
皆様よいお年をお過ごしください。
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by ai-pittura | 2008-12-30 19:31 | 展覧会 | Trackback | Comments(2)
2008年 12月 27日

b0080173_16455494.jpg















『草の双眼』ドローイング  クラフトボード、ペン、ガッシュ、チョーク


われは草なり/高見順
                        

われは草なり 伸びんとす
伸びられるとき 伸びんとす
伸びられぬ日は 伸びぬなり
伸びられる日は 伸びるなり

われは草なり 緑なり
全身すべて  緑なり
毎年かわらず 緑なり
緑の己れに  あきぬなり

われは草なり 緑なり
緑の深きを  願うなり

ああ 生きる日の
美しき
ああ 生きる日の
楽しさよ
われは草なり 生きんとす
草のいのちを 生きんとす
       
                          「重量喪失拾遺」より
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by ai-pittura | 2008-12-27 16:54 | | Trackback | Comments(0)
2008年 12月 22日

臨時展

b0080173_2357969.jpg京都neutronでの個展作品『内側の他者』(10号の連作)の一部と
新作少し+ドローイング数点を展示します。
神戸の皆様、ぜひお立ち寄りください。
場所:ギャラリー歩歩琳堂
日時:12月23日(火)〜29日(月)
12:00~19:00  会期中無休
最終日17:00まで
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by ai-pittura | 2008-12-22 00:03 | お知らせ | Trackback | Comments(2)
2008年 12月 21日

ドローイング

b0080173_1811654.jpgドローイングが好きだ。
どこまでがドローイングというのかは人それぞれだし
ドローイングは本画のための構想だという人もいるだろう。
私にとっては描いたり消したり自由に動かせるものがドローイングで
スケッチ的なドローイングと素材や密度は違うものの
本画(今の自分でいうと麻布に陶土の絵)もドローイングの延長でありたい。
簡単なものは紙に鉛筆、パステル、ペンなどいろいろ使うが
このところクラフトボードに描くのが気に入っている。
中間色というのもやりやすいし、何より少し厚みがあって硬い、その抵抗感が
描いていて気持ちいい。
物質の抵抗感というのは自分には結構大事な要素で、
押したら押し返してくれるような素材を思えば選んできた気がする。
写真:『鳥の化身』ドローイング クラフトボード、ペン、ガッシュ、色鉛筆
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by ai-pittura | 2008-12-21 18:27 | | Trackback | Comments(0)
2008年 12月 18日

愛しきアンコウ

b0080173_12203039.jpg深海魚がなんとも好きだ。
中でもとりわけ好きなのはアンコウだ。
手紙なんかにも時々落書きする。
宇宙船のようなかたち、ひょうきんさとは裏腹の
けっこう凶暴な目とギザギザの歯が印象的だ。
肉食で時々、海鳥なんかを食べる危険なやつもいるという。
食用のキアンコウは吊るし切りが有名だが一度是非見てみたい。
アン肝で熱燗を一杯やるのもいい季節になった。
23日からの歩歩琳堂での展示では深海シリーズの
ミニ作品も少し出品予定。
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by ai-pittura | 2008-12-18 12:40 | | Trackback | Comments(4)
2008年 12月 11日

千光士誠展『残酷』

b0080173_959525.jpgGALLERY wks.の千光士誠展(〜13日)を見に行ってきた。
前回、1月にされていたneutronでの個展を見て知り合った。
すごくパンチのある個展で、怒号のような作品群だった。
だからってドロドロしてるだけじゃない。
見終わったあとは何かが吹き抜けたようなスカッとした気持ちになった。
本人もまた、骨太で爆風みたいな人間だ。
今回の個展『残酷』は前の個展とはまた違う印象を受けた。
勢いや強さは変わらないが、ひりつくようなものを感じた。
案内状だけ見た時は、残酷という思い切ったことばまでの距離を感じた部分もあったが
絵に囲まれた時の感触の中には、剝き出しに咲く小さな花を見たときのような
残酷さがあったのだ。
何かをここまでさらし、投げ捨てられる人というのは少ない。保身なんてのは微塵もない。
また、ここのGALLERY wks.が面白い。誰かのお宅訪問するような立地でわくわくする。
マンションの最上階にあって、目が眩む高さだが思わず下をのぞいてしまう。
そんな渡り廊下を進んだ一番奥に熱のこもった空間が広がる。


千光士誠ホームページはコチラ
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by ai-pittura | 2008-12-11 10:55 | 展覧会 | Trackback | Comments(2)
2008年 12月 08日

千松信也さん

少し前、エルマガジンでもインタビュー記事が載っており一番気になっていた人、
自分と同じ左京区民の千松信也さんがテレビで先日、特集を組まれていた。
33歳、獣医を目指していた時期もあったが、狩猟に出会い、現在は運送業をしながら
ワナ猟専門の猟師をしている。
その経緯からして、ああ、この人は本当に動物が好きなんだなと。
テレビでは千松さんが鹿を解体しているシーンが放送されていた。
野生動物を捕れば捕るほど、無力で自然に生かされていることを感じる、と
言っておられたのが印象に残った。
解体シーンや猟師が残酷だという人がいるならば、それはあまりに短絡的だ。
千松さんは銃さえ使わない。
食べていくための人間の知恵と自分の身で、動物の命に対して真剣に向かう。
こんなまっすぐで誠実なやり方があるだろうか。
私は、昨今のエコブームに対して大いに疑問を抱いている。
それは見る度、ずっと喉に骨がつっかえたような気持ちになっていた募金に対してもそうだ。
それらは確かに正論だ。
しかし、決してそこに乗っかることができないのは、
それらが風潮に過ぎなかったり、時に商業的であったり、
時に傲慢で、あまりに無責任だったりするからだ。
本当に自然や動物、誰かに対して何かをするということは、
自分の身を呈してやるってことなんじゃないだろうか。
それは決して簡単なことなんかじゃない。
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by ai-pittura | 2008-12-08 00:21 | 人間 | Trackback | Comments(12)
2008年 12月 07日

正面

b0080173_18455732.jpg正面像ってなんなのだろう。
何も考えず線を殴り描いていると気づけば正面の顔。
内側の他者の連作を私は愚直にひたすら正面から描き連ねた。
始めた時、どういう動作をしてるかとかそういう説明的なものを一切抜きにやりたかったし、
一番まっすぐでシンプルな中で描きたかったのかもしれない。
でもシンプルと思ったのは間違いで、正面像を描けば描くほど私はわからなくなっている。
老人というテーマは区切りとしても、人間の正面というところは卒業できそうにない。
動作がない中で何かを引っぱりだすということ。
もっと言えば、もしも人間の顔でもない手でもない、動作も表情もない
そんなところを描いて人間を描けたらそれって本当にすごいことだとぼんやり思う。
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by ai-pittura | 2008-12-07 19:02 | | Trackback | Comments(4)
2008年 12月 04日

紅葉

b0080173_21295449.jpg比叡山に連なる山々がぽこぽこ赤く染まっていて美しい!
京都にお越しの皆さん、ライトアップされた名勝史跡をめぐるのもいいけど
立ち止まって遠くの山を見てください。

河原町通沿いのイチョウ並木が眼を疑うほど黄色く燃えている。
陽に透けた明るい黄色の階調、
そしてところどころから覘くごつごつした黒茶色の木肌。
車窓を通りすぎるイチョウにふと、
日溜まりと焼け焦げたような匂いを感じた。
バスに揺られながら、なぜ焦げた匂いなんだろうとひとしきり考え、
はたと気づく。
そうか、いちょうは焼き芋に似ている。
その瞬間金色の甘さがぶわっと口に広がった。
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by ai-pittura | 2008-12-04 21:36 | 京都 | Trackback | Comments(2)