ふりつもる線

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2007年 10月 31日

画心展京都ふりかえり

b0080173_23264498.jpg18日 朝、新幹線で新神戸に向かう。
行き帰りとも新幹線の中は絶版となり古本屋から
取り寄せたイヴリー・ギトリス著「魂と弦」を読みふける。
信じられない。こわいくらいに
イヴリーは思っていたことにちかい人物!!!衝撃的。
熱中しすぎて結局富士山を見過ごし、新神戸到着。
そごうに安田育代展を見に行く。母子展ということもあり
母と一緒に行く。やっさんに会えなくてちょっぴり残念。
ごはんを食べて京都へ。夕方から先輩たちと飲みに行く。
b0080173_23252093.jpgその中でいろんなことを知り、考えさせられ、ガツンと
打ちのめされる。店を閉め出されてから朝まで鴨川で話す。
19日 ふだん寝たらたいていの嫌なことは忘れるのに、
あることが重く重くのしかかってきてしんどい。
冴えない気分が続く。父が展覧会に来てくれる。
午後、カメラマンYさんが撮影に。彫刻M先生も来場。
夕方、友人や母が来場、そしてみんなで狩野永徳展を見に行く。
夜間開館に行って大正解。思ったより人も少ない。しかし
たくさんの知り合いに会う。
b0080173_23385336.jpgただ自分が絵を見れる状態にあらず頭は違うことを考えていた。
夜、何年ぶりのココイチでカレーをつつき、解散。
20日 朝から仕事。夕方会場へ。S氏がもう一度来てくださる。
コーヒーを飲みながら少しお話しする。
高校時代の体育教師W先生と奥さま来場。
三条でAと合流し飲みに行く。私はけっこう学校嫌いだったくせに
高校時代の先生にはとても仲のいい人が数人いて、今でも
定期的に飲みに行く。「師」というイメージとはほど遠い、
どこか型くずれしていておかしな、私の愛する悪師たち。
b0080173_23555588.jpg21日 あっという間の最終日。
朝から仕事、この日は本当に忙しかった、そして夕方搬出。
毎度のことだけど展覧会の後、壁から絵をはずすとき
さみしさで胸が痛くなる。
ご来場いただいた皆様、見てくださったすべての方に
感謝しています。ありがとうございました。
いつも思う、
見てくれる人がいて私の絵は絵になる。願わくば、
絵の前に立ってくれたすべての人と会ってみたい。


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by ai-pittura | 2007-10-31 23:12 | 展覧会 | Trackback | Comments(12)
2007年 10月 30日

画心展初日、新生展ふりかえり

b0080173_1127433.jpg初日 評論家S氏ご来場の連絡。急いで自転車を飛ばし会場に。
支持体、表現方法について、その背景等いろいろ質問していただき
話はどんどん盛り上がる。S氏のご友人Y氏も来られ、
会場を移すことになり、近くのイタリア料理屋へ。
おいしい食事をごちそうになりながら今までの経緯など話す。
不思議と緊張はなく本当に楽しい時を過ごす。
Y氏の言う通り、本当にすごい人というのはえらぶったところなど
全くなくて、少年のよう。嬉しいご縁をかみしめる。
夕方、会場近くのカフェでオープニングパーティー。
b0080173_11434357.jpg陶芸ゆい、イタリア人ティミ、版画キューピーが駆けつけてくれる。
日本画S先生、Y先生と出品者、後輩たちと飲む。
dishに移動し、キャンティクラシコを飲む。飲みながら
展示の反省点や展覧会が始まって感じる今回の作品のこと、
次への課題など徐々に浮かびあがって来る。
少しずつみんなが帰りはじめ、ゆい、ティミ、キューピーと4人に。
そこからは無礼講。それぞれ赤裸々な意見を言ってくれる。
そのどれもが違っていたり、正反対であったり、でもどれもが
すごく大事なことだった。(左の写真は画心展京都会場風景)
b0080173_11554395.jpgかけがえなき合評会をしてくれた友人に心から感謝。
その後、キューピーに版画技法、道具などのことをいろいろ聞く。
心は少しずつ、まだ見ぬ次の作品に振れはじめ夜はふける。
17日 朝、メールをチェックすると先日出品していたオークション
作品が二点とも落札されたと言う連絡が入っていた。
私はちょうどその日、友人の大事な結婚式に出席するため、
オークション会場に行くことができなかったのだが
特に連絡がなかったので不落札と思っていたし、本当に驚きだった。
駅弁を買い、新幹線(久しぶり!)で東京へ。
b0080173_1214125.jpgスルガ台画廊の木村克郎展をはじめとし、
見たい展覧会や好きな画廊をいくつかまわる。
夕方、授賞式のため新生堂(←HPにて展覧会風景が見られます)へ。
K氏がお祝いに来てくださり、感激。
授賞式は緊張感もまったくなく、なごやかに、そして笑いあり。
その後、料亭でほっぺが落ちそうなお料理をごちそうになる。
鯛にはさまれた雲丹、はじめて食べました。
画廊H社長や他の審査員の方々と向かい合った席には
さすがに緊張。
b0080173_12254554.jpg偶然隣に座った審査員Sさんとはいろんな共通点があり、
ビールと共に少しずつ会話がほぐれていく。
最後まで優雅なお料理は続き、お腹はぱんぱんに。
このような場を設けてくださったH社長、
本当にありがとうございました。
私にとって新生展の印象は、公募展にカラーや方向性がなく
いろんなタイプの作品が選ばれていた、それがとてもよかった。
この日はちょうど東京出張だった父の宿に転がりこみ
嵐のような一日が幕を閉じる。



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by ai-pittura | 2007-10-30 12:38 | 展覧会 | Trackback | Comments(4)
2007年 10月 29日

ただいま

ひさしぶりにパソコンの前に座りました。
ずっと更新できなかったのは倒れていた訳ではありません。
毎日毎日、この2週間、朝から夜中までぎゅうぎゅうにいろんなことがありました。
今はじめて日常に戻り、ここではこうして日常の時が流れていたことが不思議でなりません。
この2週間は2か月分以上の重みがありました!
そういえば去年の今頃もイタリア滞在から帰ってきて同じようなこと言ってたな。
とにかくこれから少しずつ忘備録としてふりかえり日記を書きます。
心配してくれていた皆様、コメントやメールをくださった方々、
お返事が遅れに遅れ、大変申し訳ございません。
これからゆっくり書いていきますのでもう暫しお待ちを。
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by ai-pittura | 2007-10-29 20:43 | 筆休め | Trackback | Comments(0)
2007年 10月 15日

京都展搬入

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画心展、京都府立文化芸術会館に搬入でした。
家に帰って寝転んだらそのまま泥のように眠りに落ちていました。
いまからゆっくりお風呂に入って、元気になって明日は午後から会場にいます。
オープニングパーティー、みなさまどうぞおいでませ。


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by ai-pittura | 2007-10-15 22:40 | 展覧会 | Trackback | Comments(8)
2007年 10月 13日

整理

b0080173_0191215.jpg終わったぁー!終わった終わった終わった。
夜の町に飛び出して叫びたいぐらいうれしい。
涙がでるぐらいうれしい。
修論から1年、
今の自分をことばにしてみるいい機会でした。
でも終わったから言えること、
多くのやらなきゃいけないことに迫られる中で
下書き、何回も推敲、書き直し、
最近は肩こりと頭痛もひどかった。
ほんと何度も嫌になったけど、思いをことばにする中で、
この1年の間に変わったこと、変わらぬこと、ことばにできること、できぬこと、
やりたいこと、やるべきこと、たくさんのことを考えました。
展覧会前にいい整理ができました。
stclさん、満寿屋の原稿用紙はとてもよかったです。
今日はYにすべての引出物を渡し、〆切を遅らせてもらって考えぬいた絵のタイトルを提出、
そして画心展の絵を梱包しはじめた。
山積みだったたくさんのことが終わりを迎えはじめている。
この2か月、頑張った。
明日はYの結婚式。わが身は忘れて。


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by ai-pittura | 2007-10-13 00:13 | | Trackback | Comments(2)
2007年 10月 10日

青山・新生展のお知らせ

b0080173_2212632.jpg先月出品した新生堂の公募展「新生展」の結果が出ました。
審査は50号の作品と10号以内の小品それぞれに行われるのですが
小品が入選(左下の写真)、
50号(左の写真)は新生賞に選んでいただきました。
この写真は公募展に送り出す直前に額屋さんで撮ったもの。

ということで17日、授賞式があるので急遽東京に行きます。
仕事も休みをもらえました。
画廊にて入選作品の展覧会があります。こちらは青山。
銀座・洋協ホールでの画心展とちょうど会期も重なりました。
合わせて見ていただけましたらとてもうれしいです。
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新生展

10月17日(水)−10月27日(土)
AM 11:00〜PM 6:00
最終日は PM 5:00まで
日曜・祝祭日休廊

〒107-0062
東京都港区南青山5−4−30
TEL:03-3498-8383
FAX:03-3499-9960
E-mail:art@shinseido.com



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by ai-pittura | 2007-10-10 21:49 | 展覧会 | Trackback | Comments(18)
2007年 10月 09日

窯出し

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今日は待ちに待った旦那の窯出しだった。
じゅんが何日かほとんど寝ずに頑張ったYとAさんの引出物だ。
結婚式はもうすぐ、絶対失敗できない窯焚きだった。
祈る気持ちで中をのぞいた時のうれしかったこと。
染め付けの呉須がきれいに発色していた。ほんと、自分のことのようにとてもほっとした。
写真ではあんまりわからないけど、実際の色はもっと青くて藍に近い。
今ブログを書いている私の横には、じゅんがのうつわたちが並んでいる。
チリン、ジジ、ピリーン、、、リン、うつわから透明な澄んだ音が聞こえる。
素地の土と釉薬の収縮率の違いがこの音を生みだすらしい。
1日、2日経って収縮しきればもう音はしなくなる。
窯から取り出してしばらくの間だけ聞くことができる、つかのまのちいさな音楽だ。
私にとって窯はまだまだ新鮮でおもしろいことだらけだ。
これからもこの場面に立ち合えることがとてもうれしい。


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by ai-pittura | 2007-10-09 21:59 | 人間 | Trackback | Comments(8)
2007年 10月 07日

ヴァイオリンの中の沈む黒

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この前、ジークフリートのサンサーラを見た。
雷にうたれたというより世界がガラガラ崩れていく音を聞いたというくらいショックを受けた。
映画の内容というよりイヴリー・ギトリスに。
彼の黒ダイヤのような深い瞳とイスラエル生まれの彼のヴァイオリンに。
最近聴いていたトラディショナルなジプシー・ヴァイオリンにも似た旋律と
でもそれを遥かにとびこえた黒ワインのようなヴァイオリン。
彼の音の中には痛みがあった。それは後で知った彼の生い立ちに関係しているのだろうか。
映画の中で聴いただけなのにその日何もできないほど打ちのめされた。
風景は全部イヴリーのヴァイオリンになって襲いかかってきた。
彼独自の譜面の大胆な解釈は音楽界では賛否両論らしい。そりゃそうだ。
イヴリーはきっとバッハもパガニーニもチャイコフスキーも丸呑みにするだろう。
名立たる作曲家たちをすべて巻きとってしまうほどの強さを彼は持っている。
現存のヴァイオリン奏者の中で最高齢、今85歳ぐらいだろうか。
すぐに日本でのリサイタルが無いか調べた。すると10月に2回、札幌と東京であるのだ。
でも1日は搬入の日、もう1日もどうしてもはずせない予定があり、無念にも行くことは叶わない。
b0080173_21404395.jpgどうしてもっと早く知らなかったのだろう。
来年、また日本に来てくれるだろうか。
無理なら海外に聴きにいくしかない。
それでもどうしても生で彼のヴァイオリンソロが聴きたい。
聴いたら死んでしまうほどかもしれないけど。
彼に会いたい。

YouTubeで彼のヴァイオリンが聴けます→***彼がもう少し若かった時のサンサーンス。


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by ai-pittura | 2007-10-07 21:39 | 映画 | Trackback | Comments(4)
2007年 10月 06日

竹の寺と松尾大社

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b0080173_17555942.jpgb0080173_175615100.jpgb0080173_17563150.jpgb0080173_17564718.jpg
先日苔寺に行った日は竹の寺と呼ばれる地蔵院にも行った。
本堂に行くまでは竹林の中の細い道を歩いてゆく。
高く高くのびた竹の下の道はすこし薄暗く、風が吹く度にしゃらしゃら音が心地いい。
人は誰もいない、話し声もしない。電車の音も聞こえない。
聞こえるのは葉がすれる音と鳥の鳴き声と。
すーっと不思議な気分になった。
庭は整理された枯山水のようなものではなくていろんな草木が茂っていた。
中央に大きな椿が陣取っていてそのまわりにいかにも日本的な松があった。
しばらく縁側に座ってみんな何も話さずそれぞれの時間を過ごしていた。
とても美しいお寺だった。
今のところ私にとって京都のお寺ベスト3は円通寺、大徳寺高桐院そしてこの地蔵院だろうか。
高桐院も地蔵院も本堂へのアプローチが印象的である。
クライマックスに向かっての気持ちを掬いあげるように導く空間性が見事だ。
椿の花がひらく頃またここに来たいと思う。

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b0080173_18244372.jpgb0080173_1825215.jpgb0080173_18251947.jpgb0080173_1827589.jpg
その日のはじまりは松尾大社だった。
重森三玲の遺作となった庭園が見るのが大きな目的だったのだが、
代表作である東福寺の方丈庭園のような鮮烈な鋭さは無く、
少し間延びし、意図が先走っている印象を受けた。
でもこれに懲りたというのではなく、三玲のいろんな庭園がもっと見たいと思っている。
いずれにせよ場に対し、果敢に挑みつづけた重森三玲という人は奥が深い。

松尾大社、苔寺、地蔵院は十分歩ける距離にあり、それぞれに魅力的なところだった。
これから京都は紅葉のお寺を求めて観光客が殺到する季節になるけれど、
観光ルートから少し外れた松尾はひそかにおすすめしたい場所。


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by ai-pittura | 2007-10-06 17:52 | 京都 | Trackback | Comments(5)
2007年 10月 05日

黒い山

b0080173_21594455.jpg昨日は画心展会議でメンバーがはじめて一堂に会した。
搬入、搬出の段取り、打ち合わせ、当番決めなど。
これからDM発送、梱包等、バタバタする日々。
昨夜会議の後、久しぶりに実家へ。ロク(写真)とじゃれ、
今日は近くに住む母方のおばあちゃんの家に寄り、
父方のおばあちゃんの顔を見に病院へ行き、
買い物をして、フジイさんとこで髪をバッサリいった。
胸より下まであった髪を耳の下まで30cm以上切った。
ライオンのしっぽもなくなった。

切った髪の量はかなりのもので隅に掃きよせられたそれらは
エドワード・ゴーリーの絵本『まったき動物園』のヨーフルみたいですごかった。
とにかく、時間とお金と気分とタイミングが合わなければ、なかなか
決行できない美容院に行け、気分一新なんだかうれしい。
これから画心展を楽しみ、消化、そして次の展覧会に向けて動きはじめよう。


*画心展会期はコチラです。


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by ai-pittura | 2007-10-05 22:43 | 筆休め | Trackback | Comments(5)