ふりつもる線

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カテゴリ:店( 7 )


2013年 12月 18日

きんいろの夜

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東京で連れていっていただいたお店は本当にすばらしかった。
一軒目の有楽町ワイン倶楽部はイタリアのトラットリアのような暖かさと賑わいに満ちていて。
ハムやチーズ、ポタージュから始まって蝦夷鹿にラムにトリッパ・・・
生きていた命がそのまま身体の一部になっていくような感覚を味わいながら、
大好きなふたりが目の前にいることが嬉しくて嬉しくて。
お店にはワインショップが併設されていて、次に飲むワインを選びに行くことはなんて楽しいのだろう。
ジョスメイヤーのリースリングは今まで飲んだ白のなかでベスト3に入る素晴らしいワイン!
そして、日本のワインがこんなにもたくさんあるということを恥ずかしながら
私はその時まで知らなかったのだ。
その日いただいた北海道のYAMAZAKIさんのHPを帰ってから見てみると、
なんて素敵な農場なのだろう。今度、北海道の野菜たちと合わせて飲んでみたいなあ。

そして二軒目のバーは、まるで本の森に来たように時間がつもっている素敵なお店で、
ウィスキーは知らないことだらけの私にとっては、
鰻の寝床に入っていくような興奮があった。
残念ながらそこからの記憶は途切れ途切れで、ウイスキーがあまりにきれいだったこと、
Rさんがカルヴァドスを飲んでしあわせそうに唸っていたこと、
Tさんがまるでそのバーから生えてきたようで、あまりによく似合っていたこと、
もっともっと話したいことがあったけれど、
言葉のうしろでたくさん話せたような気がして本当にしあわせな夜でした。

ありがとうございます。
楽しかったなあ。
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by ai-pittura | 2013-12-18 23:14 | | Trackback | Comments(2)
2012年 10月 03日

くみさんのレストラン

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by ai-pittura | 2012-10-03 10:45 | | Trackback | Comments(0)
2007年 08月 21日

極上の二軒目と夏バテ

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お気に入りの''二軒目''は鳥居前の屋台と決まっている。
晴れている日には、どこからかやってきてはひょっこりと立つ酒場。
オレンジ色のビニールシートからこぼれるあかり。
中は煙と焼き鳥のにおい、ぬか漬け、マッコリ、おでん、
たまに酔っぱらいが隣の席からビールをさしいれしてくれたり。
これに勝る''二軒目''に私は一生出会わないだろうと思っている。
この近くに越してきてからというもの、足しげく通っている場所である。
先日、高校時代の友達Mと夜ごはんを食べた後ここに連れてきた。
さすがに夏のテントは扇風機が隣にあっても暑かったが、
めくれたビニールの間から星が見えていた。
おしゃれでゴージャスなレストランでワインを注いでもらうのも、確かに悪くはないが、
こういうところで昔からの友人と飲んでいると、
自分はまだとびきりちっちゃくて、これからどんなことだってできる、そんな気分になる。

さて、美術予備校の夏期講習は今週が最後の週。
予備校が休みの日以外、朝から夜までずっと頑張った子もいた。
その頑張りは受験なんて関係なくずっと向こうまで続く可能性をつくっただろう。
60歳を過ぎて毎週2回デッサンに通い、この暑さの中野外スケッチに励むおばさんもいる。
見習わねばならない・・・と思いつつ
私はどうも夏バテしたよう、昨日仕事から帰ったら目眩がして、視界が狭まっていき
横になったらそのまま眠りに押し流された。
目が覚めると気分が悪く、あまり食欲もない。
今週と来週は朝から夜までの仕事がずっと続き、動物園クロッキーにも行けないので
仕事をしながら、合間を縫って読書週間にしようと思う。
ひとまず、アントニオ・タブッキ『レクイエム』、辻邦生『夏の砦』読了。


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by ai-pittura | 2007-08-21 21:29 | | Trackback | Comments(4)
2007年 08月 19日

柱のキズ

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ぜんぜん変わらない場所ってあるもので、
高校の通学路にあったほんやら洞に寄っては友達と話し込んだり、
試験前にはみんなで集まって勉強(?)したりした。
数年の時を経て、ある画家に連れていかれた八文字屋という飲み屋で、
オーナーの写真家、甲斐さん(ほんやら洞創始者のひとりでもある)と出会う。
そのころ甲斐さんは直接ほんやら洞の経営に関わっていなかったが
もう一度カムバックするということで、「バイトしてよ」と言われ
オープニングに立ち会い、しばらくバイトした。
それが7、8年前。
それから大阪に帰ったり、ちょっと離れたところに住んだりで
すこし足が遠のいていたのだが、
久しぶりに行っても変わっていないことにびっくりした。
雑然と積み上げられた本も、においも。
あの汚かったトイレは前に変わってたけど、甲斐さんもSちゃんも年は重ねても
空気は一緒だった。
いろいろあったな。いい出会いもあったけどしんどいこともあれこれ。
今日、10月の画心展会議でブルースカフェに行ったら
昔から八、ほんやら洞の常連客Mっちゃんや少しバイトの時期が重なっていたYさんに会った。
不思議なものだ。
それにしても常連客には昼間から酔っぱらってる人多いな。
私はあの頃から状況はたくさん変わったけど、
感覚はたいして変わっておらず、走馬灯のような記憶に包まれ、
過去と現在の間を何度も往復したような酔いが頭を巡り、ぼーっとした。


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by ai-pittura | 2007-08-19 17:46 | | Trackback | Comments(6)
2007年 07月 01日

クンパルシータ

胸が痛くなることがつづく。
大好きだった喫茶店が休業になった。
マダムの物忘れがもう働けないほどひどくなり、介護施設に入ったのだと風の噂に聞いた。
年をとって、少しずつ最期の時に近づいていくこと、
それは誰にも平等にあり、悲しむべきことではないのだけれど
ミエさんの姿がないがらんとしたあの店を思うと、
ひとつの光のような時代が終わろうとしているどうしようもない淋しさが突き上げる。
ミエさんの今いるところでタンゴは聴けるのだろうか。
去年、ミエさんを描いて、うためくりと題させてもらった。
今、この絵は富山県水墨美術館での展覧会に出品している。

私はミエさんに、まだ描いた絵を見せていない。
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by ai-pittura | 2007-07-01 19:10 | | Trackback | Comments(8)
2007年 06月 02日

生む処

b0080173_19211090.jpg美術研究所の仕事で時々ポスティングをする。
はじめは、他人のポストに近づくことはなんだか
プライベートを侵しているようで緊張していた。
でも、慣れるに従い、それぞれのポストや家の形が
とても面白かったり、ゆっくり歩くことで
普段気にとめないようなものが目に飛び込んできて、
そんな新たな発見はとても楽しく
この仕事が密かな趣味と化してきている。
今日も近所を回っていると、仕事場の近くに
ものすごく気になる店を発見した。
普通は通らない路地にその店はあり、
人気のない窓からジャズがこぼれていた。
私はエスキースをカフェや喫茶店で考えることが多い。
もしくは自然の中か。
何軒か気に入っている店があるのだが、基準となるのは
人の出入りの少なさ、お気に入りの隅っこの席があること、
長い間いられる空気であること、
そう言えばなぜか共通して机と椅子は木だ。
そして、よく考えればジャズやブルースの店がほとんどだ。
とにかく、こんなに居心地のいい場所が
家から数分圏内にあることに心から感謝している。
最近、小さい絵ばかり描いているが10月の展覧会に向けて
大作のエスキースをそろそろ考えたいと思っているところだったので、
夕方、仕事を終えて一度家に帰り、スケッチブックと鉛筆をつかむや否や
今日見つけた店に向かった。
やっぱり机と椅子は木で、ひらかれたドアや窓から入ってくる風が心地よかった。
極上のジャズを聴いていると、α波はマックスに。
きっとこれから何度も行くであろう店がまたひとつ増えた。



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by ai-pittura | 2007-06-02 18:35 | | Trackback | Comments(3)
2007年 04月 23日

掌の上の木

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昨日、奈良から小さな木を連れて帰ってきた。
彼女はアカネ科の白丁花という常緑の低木で、沖縄では自生しているらしい。
背丈わずか7cmほどのちっちゃい体に30個近くも蕾をつけるハリキリ具合に一目惚れ。
今日早速ひとつめの花が開花!!!右の写真で少し見えるかな?
星形の小さな白い花。
花期は主に5〜7月らしいが11月まで花が咲くこともあるという。
やっぱりハリキリ屋さん。
出会ったところは風草木というすごく素敵な植物屋さんで、
めずらしい草木や多肉植物なんかもたくさんあって、そこにいるだけで楽しかった。
そして、店の中には古びた鉄やガラス瓶が転がっていたり、
緑の中でちょうど古本市なんかもやっていたりで
すばらしく私の欲求を満たしてくれるお店だった。
植物と本、この二つは私には強い結びつきを感じるもので、
本屋に緑があると必ず長居してしまうし、
草の上で本を読むと言葉がすっと入ってくる気がする。
橿原、大神神社近くの風草木さん、また行きたいなぁ。

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by ai-pittura | 2007-04-23 22:05 | | Trackback | Comments(8)