ふりつもる線

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2008年 07月 27日

Session 09

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PHOTO by Rika Okubo

9. femme(for every mothers) 約3分

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目で読む詩と耳で聞く詩というのはずいぶん違う。
特に耳にのこる、前のことばのニュアンスを描きながら、
次のことばを聞く中では
文脈が解体され、ところどころの名詞が宙に浮かび
リーディングの声の強弱や速さの変化をリズムとして感じる、
という状態だった。
音楽だけとはまた全然違うことばの作用に驚いた。
では、観客の方にとってはどうだったのだろう。
ほぼ1〜3分という凝縮された時間の中で
私の動きを見ながら、
絶え間なく紡がれることばをどんな風に
とらえたのだろう。
様々な感想をきいてみたい。

b0080173_10433055.jpg9番目の詩femme(for every mothers)は高橋氏が
お母様に向けてつくったものだ。
少し考えて私は先日描いた絵を持ち込むことにした。
私はまだ母になるということを知らない。しかし
いつかそれを予期もする。
未知も既知もある不可思議な存在、それが私にとっての女性。
詩のはじまる直前にそれまで紙で覆っていた絵を外し、椅子の上に置き
それを見てもらいながら詩を聞いた。
静かな中にことばが林立する。
それまでとはまた違ったことばと絵の関係だったかもしれない。
会場には宮城県から高橋氏のお母様も来られていた。
すくっと細い一本の木のように、思わず目を見張るほどうつくしく
歳を重ねられた女性だった。
凛とした、それでいてやわらかい佇まいが瞼に残っている。
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by ai-pittura | 2008-07-27 11:11 | LIVE | Trackback(1) | Comments(2)
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Tracked from O, Sancta si.. at 2008-08-05 14:18
タイトル : femme (for every mothers)
               子を産むのはただそれだけのこと                あなたは声もしぐさも変えないで                たったひと晩のうちに母になった                病院のベッドでそれとも夢の中で                誰かが白い布を着せてくれたから                あなたは選ばれたことに気づいた                人には知り得ない闇をたずさえて                夫や子や親たちの笑い声の...... more
Commented by stcl at 2008-08-05 14:21
母のこと、こんなふうに書いてくれてありがとね。
愛ちゃんのお母さまこそ「目を見張る」美人さんだよ。
Commented by ai-pittura at 2008-08-05 21:44
stclさん お母さまともっといろいろお話ししたかったな。
ほんと、あんな風に歳を重ねられたら、と思った。


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