PHOTO by
Rika Okubo
8.
きんざ 約2分------麻布、陶土、テープ、火
この詩は利哉さんがライブ直前まで、何度もことばを動かし
悩み抜いたものだ。
私が詩を読んだイメージも第一印象からだいぶ変わり、
直前に火しかないと思った。
立ち上る火の煤を焼きつけたいと思っていろいろ実験して
こういう方法になった。
他の詩は当日の感覚で流動的に描けばいいと思っていたが
きんざだけはバチッと終わりたかった。
でも煙がちゃんと上にあがって煤がつくかどうかは
会場の空気の動き次第だったから結構不安で、
無事終わった時は嬉しかった。