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ふりつもる線

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2008年 04月 27日

ヴィソツキーのレコード

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ヴラジミール・セミョーノヴィチ・ヴィソツキー
(Владимир Семёнович Высоцкий、1938年1月25日 - 1980年7月25日)
ソ連の詩人、俳優、シンガーソングライター。

ヴィソツキーのレコードを手に入れた。
Недолюбилを初めて聞いた時にしびれてしまって、アルバム『大地の歌』で恋に落ちた。
今回手に入れたのはそのアナログ。
音楽との衝撃的な出会いは時々あるんだけど、イヴリー・ギトリスと少し似ている。
つまり、ヴィソツキーは線を引いている。彫り込むような、揺るぎない線。
ヴィソツキーを聴きながら描いていると、次に描く線が見える。
でも描いた瞬間に砕けてしまい、壊す、くり返し。
明日も頑張ろう。

ヴィソツキーのこと・・・・・・・
1938年にモスクワで生まれた。モスクワ芸術座演劇学校卒業。
俳優としてはリュビューモフのタガンカ劇場に加わり、『ハムレット』の演技で名声を得た。
1960年代に、ブラート・オクジャワらと吟遊詩人(バルド)運動に参加し、
ソ連市民の心を”しわがれ声”でギターの弾き語りを始めた。
余りにも激しい体制批判ゆえに、生前には1冊の詩集も1枚のレコードも
出すことを禁じられていたにも拘わらず、彼はヒーローとなり、同時に良心であった。
彼の歌を収録したカセットテープは何度となくコピーされ、人の手から手へと渡され、
ソ連中に広まった。モスクワから遠く離れた小さな村の家の窓からさえ、
彼の歌は鳴り響いていたといわれている。真実の詩と情熱と勇気とを、ギターをかかえ、
しわがれた声で歌うヴィソツキーは、一人で全体主義的管理と状況に立ち向かい、
42歳の若さで逝った。葬儀の行われたタガンカ劇場の周りには、
前代未聞の200千人の人々が許可なく集まり、夭折を惜しんだ。(wikipedia)


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by ai-pittura | 2008-04-27 23:39 |


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