昨日の朝まで描いていた100号を急にやめた。
もがくだけもがいたが泥沼だった。
仕事から帰って、その辺に放っておいたB3のパネルに
ふと目が止まって、手の赴くままに描きはじめた。
それは、知っているようで知らない、
近いようで遠い、私に似ているようで似ていない女性の顔だった。
少なくとも昨日の夜から今日にかけて、
この一ヶ月が嘘のように自由な感じだ。
麻雀でものすごくツイていて、
すべての牌の流れが見えるかのように感じる時にも似た
昂揚感と寒気と異様な静けさ。
今、とにかく、描けるだけ描かねば。