2007年 07月 05日

うれしい出会い

b0080173_22195075.jpg昨日、桂のHOUSE OF ARTにAlessandro Nutini展
見に行った。
土の話し声がカサコソと聞こえるような、
絵の向こうにそのままトスカーナの丘が
広がっているような、あたたかい作品群。
私も、土にはとくべつな強い思い入れがあるからなのか、
イタリアでその土の色の美しさと多様性に魅せられたことが
あるからなのか、彼の作品はひときわ響いてきた。
左の写真の作品には、オリーブの木くずが
びっしりとはりつけられている。
彼は木も彫る。オリーブの木をよく使うようだが、
そのノミ跡はオリーブと話をするようにのびやかでやわらかい。
作品は抽象的なものだが雄弁で豊かだった。
昨日、彼が20年分の作品をパソコンで見せてくれた。
人物の習作や模写、風景、、、その試みは淀みなく今日までつづいていた。
作品の完成度の高さ、それは目指すべきものではなく、後からついてくるものであるはずだ。
完成を求めるのではなく、未完成であろうと失敗であろうと、
見せられるものであろうと無かろうと、試み続けること、私はそれをいちばん大切に思う。
彼の姿勢に私は勇気づけられ、改めて自己確認できた。
展覧会での発表、絶対失敗できない場面、〆切り、プレッシャー・・・
それはきっと作り続ける中で時々首をもたげるのだろうが、
展覧会の前日でも、必要ならば画面を引きはがす気持ちで絵と向かい合っていきたい。
今日、もう一度ギャラリーを訪ねた。
Alessandroも奥さまのJさんも素敵な方で、
イタリア語が少ししか話せない自分がもどかしくてたまらなかったが、
いろいろとお話しできてとてもうれしかった。
これからも彼の展覧会に足を運びたいし、
またイタリアか日本かどこかでゆっくりお話しできる日を心待ちにしている。
A、Jさん、そしてギャラリーのNさん本当にありがとうございました。

展覧会は8日まで12:00〜18:00 会期中無休です。皆様、是非に。
***HOUSE OF ART  京都市西京区桂木ノ下町1-30 (075)381-3833


b0080173_20545553.gif
[PR]

by ai-pittura | 2007-07-05 22:19 | 展覧会 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://aipittura.exblog.jp/tb/7062101
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


<< ごく、ふと、たまにだけ      クンパルシータ >>