ふりつもる線

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2007年 06月 26日

東京3日目*museum as it is

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東京3日目、最終日、唯一の雨の日だったが予定通りmuseum as it isへ。
総武線(だったっけな)、外房線、千葉駅ともうひとつどこかの駅で乗り換え、時間待ちをして
なかなか味のある顔をしている電車に乗って茂原という駅に着いた。
そこからバスに乗り、長南三又という所で降りた。
バス停のすぐ近くにはゆたかタクシーという営業所があって、
人の良さそうなおじちゃんのタクシーで美術館まで行った。
山や畑の間を縫うようにゆるやかなカーブをくりかえすその道のあちこちに
紫陽花がこぼれるように咲いていて、雨に濡れた緑の中で群青や薄紫、白や浅葱色が目に染みこんできた。
as it isでは「おじいちゃんの封筒 紙の仕事」展をしていた。
藤井咲子さんのおじいちゃんが80歳から95歳まで広告や包装紙、
回覧板のメモやあらゆる紙でつくってきた封筒が並んでいた。
私にとっても馴染み深いうつくしさだった。
それは新聞の間に入った広告の裏がメモに使えるからと言って、
小さく切って電話の横に置いていたおばあちゃんの記憶、
そして、からまった釣り糸を一見無器用そうな指でくるくる見事にほどいて仕掛けをつくったり、
折り紙でいろんな折り方を次々に教えてくれた、万華鏡のようなおじいちゃんの知恵だった。
私のおじいちゃんはいろんなものを捨てずにとっていた。
吸い終わったHOPEのたくさんの空き箱も大事にとっていた。
表のフウセンカズラが実をつけたら、一緒に種をとって箱の中にしまった。
b0080173_22144851.jpg外国のコインや何やらいっぱい詰まった缶や箱が
おじいちゃんの部屋にはあって
私は時々その宝箱をみせてもらうことが好きだった。
それは決して色あせない記憶として私の中にあって、
おかげで私もものを捨てることができなくなったが、
この展覧会を見て、
私もこんなうつくしさを持てる人になっていこうと思った。
as it isの空間はとても静かで、あたたかく、
もう一度自分の速度に戻してくれる、そんな場所だった。



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by ai-pittura | 2007-06-26 21:12 | 展覧会 | Trackback | Comments(6)
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Commented by stcl at 2007-06-28 07:18
ここ、素敵だね。わたしも行ってみたい。
Commented by ai-pittura at 2007-06-28 11:01
stclさん 是非ゆっくり一日かけて行ってみてください。
お気に入ること請け合いです。
Commented by MiscellaneousOGRs at 2007-06-29 00:40
僕もかなりそそられました♪
緑の濃い匂いと、内側に開けたあったかさが待っていそうです。
スイカも千葉だったんですよ。
なんだか不思議な足どりですね...。

G d D
Commented by OILdesign at 2007-06-29 08:29
この展示、私も行ってみたいと思っていました。
きっといいにきまってますね。
おじいちゃんやおばあちゃんとの思い出、素敵ですね。
私もふと、そんな記憶を思い出しました。
as it asさんも、いつか機会があったら行ってみたいと思ってます。
Commented by ai-pittura at 2007-06-29 21:14
GdDさん スイカ、千葉だったんですか!?これまた見たかったなぁ。
東京や東京のまわりで、今回たくさんの素敵なことやものに出会え、
また違った側面を発見しました。
Commented by ai-pittura at 2007-06-29 21:16
OILdesignさんの家の中のものたちにもわたしはかなり興味があります。
うしろに風景が見えるようなそんなものたちが
ごろごろありそうで!! 


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