今日は絵のまわりにたくさんのいい花が咲いた。
とてもうれしかったのは
石本正先生が展覧会に来てくださり、
ゆっくりお話できたこと。
石本先生が後ろ手に杖を持ち、もたれかかりながら絵を仰ぎ見る。
その時、なんとも言えないいい風が吹くのだ。
私はそれを見ているだけで涙が出そうだった。
先生がはじめて言われた言葉は、
「絵はねぇ、やっぱり、好きなように描くのがいいねぇ・・・」
だった。
純粋で自由で、夢多き子供のような石本先生の人柄が
話の端々に滲んでいた。
W先生やI先生とも久しぶりに話せ、今日は大阪から足を運んでくれた
両親や叔父にも絵を見せることができ、とてもよかった。
そして美術記者だった大好きなFちゃん(先生)には残念ながら会場で会えなかったが、
あとで少し感想を聞くことができたし、由井君とも少し話ができた。
うれしかったのはある友達が絵を見て言ってくれた言葉で、
それは私にとって、重い言葉だった。
ここに言葉で書いてしまうと軽くなってしまうようで嫌なので
書けないけれど、
いつかその言葉に匹敵するぐらいいいものをつくれるようになりたい。
もっともっと制作がしたくなった。