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ふりつもる線

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2017年 02月 20日

画集出版記念展のお知らせ


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海つむぐ宮 12号 2016 【前期】

画集出版記念展 忠田 愛 個展

【前期】2017年3月18日(土)〜4月6日(木)
・大作を含む新作、近作の絵画、ドローイングを中心に展示予定

【後期】2017年4月8日(土)〜4月20日(木)
・20代の頃の絵画、銅版画('09,'10)を中心に新旧織り交ぜて展示予定

水、金曜休廊 / 12:00 〜 19:00    

ギャラリー歩歩琳堂
650-0022 神戸市中央区元町通1-10-11 元町エビスビル3F
078-321-1154









画集出版記念展のお知らせ_b0080173_12593832.jpg

Nirvana 6号 2016 【前期】

忠田は己が魂で、描く対象と厳しく対峙する魂の画家だと思う。
真摯に ひたむきに政策を続けてきた 稀有なこの画家のアプローチが胸に迫ってきて眩しいかぎりだ。
対象を対岸の存在として見つめるのではなく、対象と作家自身が混然一体となりながらも、同時にそこから離れ、
俯瞰する視点をもつ、言わばギリギリのところに身を置く修行僧のような画家でもある。

見つめる野の花の向こうに、描くひとのすがたの奥に、目には見えぬがそこにあるたしかなものを凝視し、
削り出そうとしてきた。そのことで生まれる作品は、生老病死の苦しみ、かなしみを時に見つめながらも、
生きとし生けるものがひたむきに生きる姿、優しさ、いとおしさ、気高さ、愛をじっくりと静かに奏でる
格調高い作品として結実している。

人生の深淵を見つめる忠田の絵画の扉を開け、見飽きることのない作品から立ち上がってくる何かを、
静かに見つめ、じっくり味わいたいと、自分の魂のために切に思う。
作品の奥底から発する、言葉にならぬ独特の美しい光に身をゆだねながら…。

ギャラリー歩歩琳堂 大橋信雄


by ai-pittura | 2017-02-20 13:02 | お知らせ


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