四条河原町のギャラリーマロニエにて
試み展〈軸装〉が昨日より始まっています。
搬入の時、出揃った12幅の軸装がそれぞれの絵を見事に引き出していて、表具師栗山さんに脱帽でした。
掛軸というのは不思議なもので、その前に立つと着物を着るときのように
心がしゃんと、背筋を正されるものなのですね。
軸は掛けっぱなしにしていても、しまいっぱなしにしていても固まって傷んでしまう。
しまうのは晴れの日に、そして年に二度虫干し、
決して扱いが楽な訳ではありません。生きものなのです。
昔は季節と密接に関わり、迎えるお客様によってもかけかえられていた軸、
旬のものをいただき、庭のちいさな花をいけるように、
掛軸は暮らしに寄り添っているものなのだと。
展覧会は10日までです。是非お越し下さい。
そしてあさって8日からは
ART OSAKAです。こちらも是非!